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~猛獣使い兼ナイフ投げの《P》~

「……な、なんで…………っ!!?」 今まで愉快そうに、新聞紙で出来た動物たちを華麗に操っていた、猛獣使い兼ナイフ投げの《P》が、どうして急に新聞紙を動物たちの形からナイフの形に変え、ましてや僕に向かってナイフの切っ先を向けてきたのかが分からず、僕は困惑しながら呟いてしまう。 ――――ヒュッ と、急に《P》を取り囲むようにして浮いていた複数のナイフの内、一本が僕の右腕に向かって、勢いよく飛んできたのだ。 余りに急なことで、驚いてしまい、咄嗟に逃げることが出来なかった僕は、ピエロから渡され、今までずっと、右手で持っていたスノードロップの花を床に落としてしまった。

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