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~首刈りジャグラー《K・ジェイ》~

「本当は―――お前とずっと一緒にいたい。お前と一緒に……好きなアニメを見たり、サッカーをしたり、恋人同志のように優しくて甘いキスをしたり……でも、それはもはや……今のオレには叶わない」 「でも、オレがお前の首を刈れば……ずっと一緒にお前の側にいられる。アニメを見たりサッカーは出来なくとも、恋人同志のような甘いキスは何度でも出来る。だから、不愉快だったが《R》の下についてこのサーカス団に入ったんだ」 ―――《K・ジェイ》……いや、ジャックの告白を聞いて僕は唖然としてしまう。 「違う、違うよ……ジャック。そんなのは間違ってる。ジャックだって、分かってるんでしょう?こんな事をしたからって、何にもならない……間違っている事だって……分かってるんでしょう?」 「ああ、分かってるさ……可愛いアレン。だが、オレはどうしても……お前の側にいたかったんだ。だから、愛するお前にお願いがある。これで、オレの首を刈ってくれ」 「ジャック…………僕が、きみの首を刈っても……いいの?」 僕が唖然としていると、ふいに《K・ジェイ》……いや、ジャックが持っている鎌を僕へと渡してくる。 「バカだな、アレン……お前だから、いいんじゃないか。愛するお前以外の奴から首を刈られるなんて……オレは、ご免だ……っ……」 「さようなら、ジャック……!!」 僕は目に涙を浮かべつつも、ジャックから渡された鎌を思いきり振り上げ―――、 ―――ザシュッ…………!! 自ら床に横たわり、胸の上でクロスさせるように両腕を組んだジャックの首を刈りとるのだった。

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