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さあ《elfyroid》よ……エサの時間だ①
※ ※ ※
「やっと、エサがきたか……むう、新しい旦那さんのココは――おっきいのう……いっただきまーす!!」
――ぱくっ……
と、手のひらに収まる程に小さな《elfyroid》は俺がズボンを脱ぎ、ベッドへ入るなり――むく、むくと立ち上がりかけた肉棒へと勢いよくむしゃぶりついてきた。
「あ、あふっ………!?」
「んっ……んむっ……んんっ……みるく……んっ……もっと……」
――なるほど、悪くはない。
肉棒に必死でしがみつき、上目遣いで俺の顔をジッと見つめる《elfyroid》は俺の反応を試しているかのようにゆっくりと舌を上下に動かして舐めるのだが、わざとなのか亀頭の先端ばかりを舌先でつついたりと執拗に刺激してきている気がする。
「ああっ……はあっ……そこ……ばっかり……攻めんの――やめろっ……この変態《elfyroid》が!!」
「ん……っ……人はココが弱いんじゃろう?ほれ、ほれ……さっさと、みるくをドプドプ出すんじゃ……しかし、もっと刺激が必要そうじゃな。おお、良いことを思いついたぞ」
小さな口で亀頭部分をうまそうに咥えていた《elfyroid》が、一旦口からびきびきに勃起している俺のモノを引き抜いたかと思うと、そのままぐいっと半ば強引に俺の手を己の首筋に持ってきて――、
「旦那さんや――おまえさんの……大好きなもの思い浮かべるんじゃ……そして、わしのココを長押ししてみよ」
「はあっ……!?」
と、思わず間抜けな声を出してしまったが――そういえば殺気を覚えてしまう程にふざけた説明書にもそんな事が書かれてあったような気がする。
(にしても――大好きなもの……大好きなものか……)
――夢々……の笑顔が咄嗟に思い浮かんできてしまった。
ぶん、ぶんと慌てて首を数回横に降ったのだが、中々――俺の頭の中から夢々の笑顔が消え去ってくれない。
すると、その時――先程は感じていなかった違和感をこめかみ付近に覚えた俺は呆然としつつ目の前にいる《elfyroid》をジッと凝視してしまう。
俺が夢々の笑顔を頭の中で思い浮かべてしまってから少しすると、目の前にいる《elfyroid》にある異変が起こっていた事にやっと気付いた。無意識のうちに俺が奴の首筋にある突起を長押ししたせいなのかは知らないが、胸元にあるピンク色の2つの突起部分が、どんどんと伸びていき――俺のこめかみ付近に吸盤のようにぴったりと張り付く。先程から、こめかみ付近に違和感を覚えているのは――そのせいだ。
そして、徐々に《elfyroid》の体全体が金色に包まれ――その眩い光が消えた途端、呆然とする俺の目の前には――今、学校にいて授業を受けている筈の夢々がベッドの上でちょこんと座っているのだった。
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