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第4話
「会いたかった。」
初めて聞いた、目の前の髪の長い天使の唇から発した言葉。
白雪の肌は絹のような滑らかさ、やや男よりの中性的な顔立ち。
見つめる瞳は温かみのあるヘーゼル。
優しくも激しく抱き潰したくなる劣情を誘う甘く溶けるようなフェロモン。
俺の俺だけの精で満たしたくなる独占欲、どこから湧き上がるのか分からない愛情、俺はこの存在の全てを支配したい。
他の事など些末な事だ。
俺の男の象徴は、正に目の前のメスを喰らい尽くすために存在するのだと知る。
ソレは今までにない猛りでもって主張する。
直に触れられれば、直ぐにでも熱を放つだろう。
それほどまでに俺は今、目の前の美しい天使が欲しい。
キツイほどに抱き締め、二人絡まり縺れるようにベッドに移動する。
互いに息は荒く瞳から視線をずらせず、見つめ合い睨み合う。
視線とキスのみで会話を続け、共同作業で互いの服を脱がせる。
肌を遮る邪魔な布が無くなり、肌をピタリと合わせては、俺のオスを目の前の天使の腹に「お前が欲しい」と擦り付ける。
応えるように薄い腹が、俺のオスを「全ての熱をぶつけろ」と押し潰す。
ベッドに天使を押し倒し、目を合わせキスを続けながら熟れた飾りに触れるか触れないように、俺の胸を合わせる。
もどかしい刺激に天使は催促するように、キスを更に深くする。
俺の背中に回っていた腕は片方を残して、俺のオスに強請るように切ない刺激を与える。
俺は応えるように、視線だけを残して熟れた飾りに舌を這わせ、見せ付けるように舐り上げる。
「フッゥうっ、うぁんっ」
天使から押し殺せなかった喘ぎが漏れ、俺の耳を犯す。
汗ばみ良い香りの首筋にキスを落とし、痕を残す。
それすらも快感なのか、潤んだヘーゼルと「もっと」とわななき震える唇。
俺は夢中で身体中に「愛しい」とキスを落とし、美しい喘ぎ声で「愛しい」と返ってくる。
気持ちいいのか苦しいのか、腰を浮かせて小さなオスを主張する天使の願い通り、双玉優しく揉み小さなオスに小さな刺激だけを与える。
もどかしい刺激に更なる情欲を呼び覚まし、浮かせいるだけだった腰はカクカクと動く。
俺は堪らず小さなオスを唇で大きな音を立てて、抽送する。
天使の足をV字に開き右手で粘り気を帯びた孔の蜜を掬い取り、「お前の味だ」と天使に舐めさせる。
天使が夢中で指を舐める姿を見ながら、ラストスパートとばかりに小さなオスを吸い上げ弾けさせる。
これでもかと小さなオスを俺の口に押し付けて、俺の口の中に甘い種を塗り広げ「俺のオス」とマーキングする。
射精後の力の抜けた孔に鼻を寄せしつこく嗅ぐ仕草をすれば、羞恥に全身を赤く染め心地よい香りのフェロモンを更に濃くする。
孔の蜜をズルズルと音を立てて吸い上げ、ねっとりとゆっくり襞を伸ばすように舐めては、「開けろ」と孔の中心を舌先で突く
。
応えるようにヒクヒクと収縮を繰り返しながら孔は綻び、俺に「早く来い」と蜜をトロリと溢す。
指を二本挿れて「まだだ」と、ぐるりと中の感触を確かめ、ぷくりとした前立腺に指を優しく這わせば、腰をくねらせる。
前立腺をコリコリと撫でて「ヨシヨシ」とあやせば、悦びに小さなオスを勃たせる。
プルプル震える小さいオスが「気持ちいい、もっと」と、指の数を増やすようにねだる。
三本の指を咥えさせたところで、天使の上半身がビクンと跳ね絶頂する。
荒い息で肩が上下し、唇の端から涎を垂らし、潤んで充血した眼で俺を睨む。
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