5 / 12

第5話 ネコはどっちだ?

待てよ。。 ちぃちゃんがママって言った? 俺が朱里のママになるの? 朱里は可愛い姪っ子だし、それは何の問題もない。。 俺 男だけど。 俺が朱里のママって事は。。 匠さんの嫁~~~? 嫁かぁ。。 うん。悪くない響きだ。 夜の営みはどうする? 俺タチが良いなぁ。 《 千景君。俺、ネコになるの初めてだから優しくしてね。。》 〈 匠さん。俺も男の人相手にタチになるの初めてだよ。優しくするから力を抜いて。そう、、恥ずかしがらないで、足を開いてごらん。〉 《 あっ。。千景。。》 〈 匠。。大好きだよ。〉 そして2人は目くるめく愛と官能の世界の扉を開きましたとさ。 めでたし。めでたし。 ふっふっふっ。 コレだよ。 匠さんはネコ!俺がタチ!決定!! 『。。君?千景君?』 「えっ?はい!ではそうゆう方向で!」 匠が首を傾げて不思議そうな顔で俺を見ている。 はっ。 そうゆう方向でとか口に出して言ってしまった。 告白すらしてないのに。。 何とか誤魔化さなくては。 「いや。。あのぉ。姉ちゃんが俺の事、朱里のママって言ってたみたいだから、2人さえ良ければその方向でって思って。。」 ふっ。 我ながら苦しい言い訳だな。 『千景君。。』 「。。はい。」 いくら匠さんが純粋な人だとはいえ、これは流石に。。 『ありがとう!君は本当に優しい子だね!』 そう言って匠は千景を引き寄せ抱き締めた。 信じたーっ! この人俺の苦し紛れの嘘を信じたーっ!! あ。でも嘘では無いか。朱里のママになりたいのは本心だし。 しかも今回は匠さんの方から俺の事抱き締めてくれちゃってるし。。 はぁ~っ。 良い匂い。。 このままベッドに一緒行ってくれて、俺の下で《 あんっあっ。。》とか喘いでくれないかなぁ。。 『千景君も一緒行ってくれる?』 「はい!勿論!」 て。。 何処に?ベッドに行くんですか。。? 『良かったぁ。朱里を俺1人で健診連れてくの少し不安だったんだよね。』 健診? あぁ。そう言えば昨日の夜、朱里の3歳児の健康診断があるって言ってたな。 朱里の成長ぶりを見るのに良い機会かも。 これからは、俺がママになるんだしね。 「俺で良ければ、一緒に行かせて下さい。」 「うん。ありがとう。お願いね。」 匠は満面の笑みを浮かべながら、千景の手を握った。 はぁ~っ。 堪らない。。 匠さん、その笑顔朱里と俺だけに見せてよね。。

ともだちにシェアしよう!