現在、私は副社長と共にカラオケボックスに来ております。 他者の来ない、絶対的な密室でございます。 私はいったい何を聞かされるというのでしょう。 マイクも握らず、副社長は何やら内股でモジモジしておりますが、気にしたら負けな気がしますので触れません、ええ触れませんとも。 「そのだな、実は俺はげ、ゲイじゃないんだ。」 いえ、貴方ゲイでなければ何なんですか？ とは、口が裂けても言えません。 変なフラグは立てず、大人しく聞き手に回るが吉のようですねぇ。 「そうでしたか。」 「ああ、そうなんだ。」 えーと、これは会話終了でよろしいでしょうか？ 「い、いや、その、、。実は、その、、。」 また内股でモジモジしてらっしゃいます。 「っそのっ、俺は実は筋金入りのチクニストなんだ。」 地区にスト？はて？それは何なのでしょうか？ 知らない単語で、私には分かり兼ねます。 「そ、それはいったいどういったものでしょう？」 聞いてはいけないと脳が警鐘を鳴らしておりますが、聞いてみましょう。 先程までモジモジしていらっしゃった副社長は、眼をキラリと光らせキリリとして声高におっしゃいました。 「チクニストとはな、乳首オナニー愛好家だ。センズリではなく乳首でイクんだ。チンポを勃起させず、射精もしない、汚れないし、ゴミも出ないクリーンなオナニーだ。時々、潮吹きしてしまう事もあるが。」 「は、はあ、、。」 「チンポよりもダイレクトな快感があって、何度でも連続で絶頂する事が出来る。」 「で、では、何故男性と行為をされるのでしょう？」 「弊害だ。チクニーは女性の快感なんだ。チクニーを長期間に渡って続けていくと、アナルを触りたくなるし、快感を拾うようになる。チクニーをするとアナルが疼くようになって、セットでアナニーもするようになる。アナニーするようになると、アナルに太くて長い物が欲しくなるんだ。バイブやディルドを使うんだが、その内チクニーせずともチンポが欲しくなってしまって俺のようなメス穴になる。そして身体つきが女性のように薄っすらオッパイや丸い尻になってだな、前立腺よりも内肛門括約筋の方が感じる、今や俺は自分のチンポ射精ではイケない身体だ。もう何年も自分の精液を見ていない。チクニストとしては大成した。」 副社長はそれはそれはイイ笑顔で、熱く長く語られました。 「それの何がお悩みなのでしょうか？」 「女性が好きだが、SEX出来ないんだ。それに最近はお前も知っているだろう男たちじゃ足りない。並サイズのチンポじゃ奥まで届かないし、回数も足りないんだ。チクニーとアナニーのやり過ぎで俺のチンポも十代の頃より縮んだし、頭以外の身体全体の体毛が薄くなって今や下はパイパンに向かっていっている。乳首は大きくなって弄りやすいし気持ちいいが、休みの日はTシャツが着れない。座ってるだけで快感に悶え、乗物の振動だけでイク事もあるんだ。それに、射精SEXが出来ないから跡継ぎが出来ない。」 あ、頭が痛くなってまいりました。 何が悲しくて副社長の変態性癖と身体の事細かな情報を、叩き込まれているのでしょうか？