15 / 48

第14話

副社長の表情は完全に蕩けて、頰は赤く目は半開き、口も半開きで涎を垂らしながら荒い呼吸を繰り返しております。 私の薄い腹に手を突き体勢を、安定させようとしていらっしゃいます。 カエルがジャンプするような体勢と言いましょうか? いえ、ウサギです!ウサギがジャンプしようとする体勢です。 分厚い大きめの唇が私に迫って参ります。 半開きで赤い舌が覗きエロティックが留まることを知りません。 大きく逞しい身体に汗が吹き出して光る様は、正に凄絶でございます。 副社長に見惚れている間に副社長の唇が、私のソレへと重なり合いすべてを奪われてしまうような、激しいキスが落とされました。 舌は縺れ吸われ喰われてしまいそうです。 ジュッと音がして離れる舌を追いかけて頭を浮かしますが、ニヤリと笑われてしまいました。 私の顔は真っ赤に染まっている事でしょう。 副社長はまた、残り半分のジミーさんを飲み込もうと、緩々と腰を落としていかれます。 もう、ほんっとなんて方でしょう。 「ふ、くっしゃちょっ、気持ち良すぎてダメっです!動きたいです。」 副社長は眉をピクリと動かして動きを止めます。 「こんなイイ事してる時に、副社長なんて役職で呼ぶんじゃない。」 物凄く強い眼差しで睨みつけられました。 コレを蛇に睨まれた蛙と言うのでしょうか? 本当に食べられてしまいそうです。 「では、徳大寺(とくだいじ)さん。」 「確かに徳大寺だが、色気が無い。やり直し。」 「では、郷太郎(ごうだろう)さん。」 「その呼び方は好きじゃない。」 「、、、。」 では、何と呼べとおっしゃるのでしょうか。 他の呼び方なんて、私は知りませんよ。

ともだちにシェアしよう!