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第10話 告白
精一杯のアプローチに隼人さんは一瞬キョトンとしたが、すぐに口許が緩んだ。
「やり方わかんの?」
僕はドギマギしながら首を横に振る。
「ベッドの下に降りて」
言われるがまま従い、隼人さんはベルトを外しベッドに座った。
僕はそのまま隼人さんの膝の間にしゃがみ込んだ。
「唇、自分で舐めて」
僕の天然パーマのカールした髪を隼人さんが掻き上げながら言う。
隼人さんの目を見つめながら、僕は自分の唇をヌルヌルと湿らせた。
「そのまま舌出して、咥えなくていいから舐めて」
僕は先端をキスするように舐めた。
塩辛い味がする。首を傾げて、裏側へ舌を這わせる。
「……んっ」
小さく漏れる隼人さんの息遣いに僕の下半身も疼く。
髪を少し乱暴に捕まれ、僕の歪んだ表情を覗いてくる。
「口、開けて」
顎に手を置き、親指で口を割ってくる。
何度となく指を差し込まれたせいか、僕は唇に指を当てられるとそれを迎い入れるように開いてしまう。
「歯、立てなんなよ。ゆっくりでいいから、っん」
苦しそうに目を細める隼人さんの顔をちらりと見ると、僕はそのまま奥まで口の中に押し込んだ。
歯を立てないように、初めはゆっくり上下に動かして、溢れる唾液を抑えるように、吸い上げ、ジュッジュッといやらしい音を立てた。
口の中で時折ピクッと反応して、さらに皮膚が突っ張るほど大きくなった。
反応してくれていることにホッとして、隼人さんが漏らす吐息にめちゃくちゃ興奮した。
「多衣良、もう入れたい。いい?」
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