「ふふ、相も変わらずとんだ淫売よ。お前のここは見境(みさかい)なく男をくわえ込むのだろうな」 「っ、そんな、しな……う、うぅ……！」 　ぐちゃぐちゃと中をかき乱される音が響き渡る。指はいつの間にか三本に増え、節くれだった指の一本一本が中を蹂躙(じゅうりん)する。快楽のしみついた身体は輝夜の指を簡単に呑み込んだ。 「そろそろいいだろう」 「ぁ、……！」 　輝夜の手が離れていくと、言いようのない切なさが全身を苛んだ。同時に、その熱い杭を打ちこまれるれる衝撃を想像して、心待ちにする自分がいることに気づき羞恥(しゅうち)する。 　輝夜はふうふうと息を吐く少年の片足を抱えると、後ろに己の剛直をあてがった。 「いいか？」 「ん、や、まっ……え！」 　中ほどまで入れたところで、もう片方の足も抱え上げた。 「く……！」 「あ、や、ぁぁぁあぁっ……！」 　支えを失った身体が沈み、強直がずん、と押し入って来る。竜巳はその衝撃にはしたなく喘ぎ、涙を滲ませた。 「っ、ぅ、ぁ、あぁ！」 　抱え上げられたまま揺すぶられ、最奥(さいおう)を突き上げられて甘く嬌声がこぼれる。強直がいいところを擦りあげる度、全身に悦びが走った。後孔の快楽で前も反り返り、時折輝夜の腹でこすれては甘い蜜を滴らせる。 「あぁっ、う……！」 「っ、ん……」 　獣のような息遣いが近づいてきたかと思うと、口を吸われた。ふわりとかすめた彼の香りに安らぎを覚え、首に手を回したくなって、今は両手が使えないことを思いだした。 「……ゃ、こうや、手、外し、て」 「……ダメだ」 「んっ、あ、あぁぁっ……！」 　さらに動きが激しくなり、舌を噛んでしまいそうなほど大きく揺さぶられる。今にも達してしまいそうなほどの強烈な快楽に、何も考えることができなくなる。