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chapter 04 [meet again]

(まさかこのお屋敷の主人が彼だったなんて!!)  じゃあ、昨日のことも夢じゃなくて現実に起きた出来事だったんだ……。  そう思うと僕の胸が大きく震える。 「ぼくの見立てどおりだ。その服、とてもよく似合っている」 「あの、僕は何をすれば」  容姿を褒められて恥ずかしい。どうにか話を逸らしたくて一番気がかりになっていることを尋ねてみた。 「何もしなくていい。ただぼくの話し相手になって欲しいんだ。さあ、こちらへおいで」 「えっ? うわわっ!!」  僕が声を上げたのは、突然足下を掬われたから。  お姫様抱っこをされちゃったんだ。  そうかと思えば、ご主人様のお膝の上に下ろされた。 「やはり軽いな。もっと食べた方が良い」 「えっと、あの……」 「ぼくはセロン・ティボールトだ」 「はい、ご主人様」  コクンと頷けば、 「セロンでいい。君にはそう呼ばれたい」  彼は静かに首を振った。 「でも僕は使用人です」  いくら夢で何回も会っていてもご主人様には変わりない。だから僕は首を振り続ける。 「だが、ぼくは君を使用人だとは思っていない」 「でも貴方は使用人を探しておいででした」

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