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涼太の告白
「りょ、涼太!!そんなの口にするんじゃない」
慌てふためく俺をよそに、涼太が、ぺろっと舌を出し、手の中のモノを舐めた。
「真生の、美味しい」
恍惚の笑みを浮かべる眼差しが何とも色っぽい。
同性とは、到底、思えない彼の仕草に、しばし、見惚れてしまった。
「真生・・・」
熱っぽい眼差しで見詰められ、年甲斐もなく胸が高鳴る。
寝ている蓮の隣でするのは、どうしても抵抗があり、彼に手を繋がれもといた隣の部屋へ。
入るなり、服を全部脱がされ、畳の上に敷いた長座布団の上に押し倒されると、涼太も着ていたスウェットを脱ぎ捨てて、覆いかぶさってきた。
無駄な肉一つない、健康的な褐色の肌。
二の腕の筋肉が、隆々と逞しく。
肩から背中、臀部にかけての筋肉が均一で、その美しさにまたまた見惚れてしまった。
「何、さっきからぼおっとして。宮尾さんの事を考えているの?」
涼太は事あるごとに葵の名前を出してくる。
「涼太しか見てないよ」
「本当に!?」
「そうじゃなかったら、ここ、こんな風にならない」
恥ずかしいのを我慢して、彼の手を既に昂ぶり始めている自分自身に触れさせた。
「ねぇ・・・真生。ここ、欲しいな・・・いい!?」
「涼太の好きにしていいよ」
はにかむ様に笑うと、口唇を俺の肌に這わせながら、下へと移動する涼太。
「そこは、気持ちよくないから」
ちろちろ、れろれろと、胸の小さな突起を舐められ、身体がぴくぴくと震えた。
「真生って、かわいい」
「かわいくないから・・・涼太、そこは、もういいから・・・」
「桜の花びらの様に綺麗な色なのに?」
舌の先で包み、くりっ、くりっと転がされ、
「あっ・・・・あっ、ん」
腰が跳ね上がり、ッーーっと、既に半勃ちになっている俺の陰茎の先端から、白いものが一筋垂れ落ちた。
「真生って、本当に男初めてなの?」
「だからそうだって」
「乳首舐められただけでこんなにとろとろになっている」
涼太は、満面の笑みを浮かべ、突起をしゃぶり続けながら、脇腹を撫で回す。
くすぐったいのと、気持ちいいので、先端から、先走りの液が止めどなく溢れ続ける。
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