29 / 58

涼太の告白

「りょ、涼太!!そんなの口にするんじゃない」 慌てふためく俺をよそに、涼太が、ぺろっと舌を出し、手の中のモノを舐めた。 「真生の、美味しい」 恍惚の笑みを浮かべる眼差しが何とも色っぽい。 同性とは、到底、思えない彼の仕草に、しばし、見惚れてしまった。 「真生・・・」 熱っぽい眼差しで見詰められ、年甲斐もなく胸が高鳴る。 寝ている蓮の隣でするのは、どうしても抵抗があり、彼に手を繋がれもといた隣の部屋へ。 入るなり、服を全部脱がされ、畳の上に敷いた長座布団の上に押し倒されると、涼太も着ていたスウェットを脱ぎ捨てて、覆いかぶさってきた。 無駄な肉一つない、健康的な褐色の肌。 二の腕の筋肉が、隆々と逞しく。 肩から背中、臀部にかけての筋肉が均一で、その美しさにまたまた見惚れてしまった。 「何、さっきからぼおっとして。宮尾さんの事を考えているの?」 涼太は事あるごとに葵の名前を出してくる。 「涼太しか見てないよ」 「本当に!?」 「そうじゃなかったら、ここ、こんな風にならない」 恥ずかしいのを我慢して、彼の手を既に昂ぶり始めている自分自身に触れさせた。 「ねぇ・・・真生。ここ、欲しいな・・・いい!?」 「涼太の好きにしていいよ」 はにかむ様に笑うと、口唇を俺の肌に這わせながら、下へと移動する涼太。 「そこは、気持ちよくないから」 ちろちろ、れろれろと、胸の小さな突起を舐められ、身体がぴくぴくと震えた。 「真生って、かわいい」 「かわいくないから・・・涼太、そこは、もういいから・・・」 「桜の花びらの様に綺麗な色なのに?」 舌の先で包み、くりっ、くりっと転がされ、 「あっ・・・・あっ、ん」 腰が跳ね上がり、ッーーっと、既に半勃ちになっている俺の陰茎の先端から、白いものが一筋垂れ落ちた。 「真生って、本当に男初めてなの?」 「だからそうだって」 「乳首舐められただけでこんなにとろとろになっている」 涼太は、満面の笑みを浮かべ、突起をしゃぶり続けながら、脇腹を撫で回す。 くすぐったいのと、気持ちいいので、先端から、先走りの液が止めどなく溢れ続ける。

ともだちにシェアしよう!