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葵の情愛

可愛い、くすくすと笑いながら葵が満足そうに呟いた。そして、普段の声で、 「もういいかい」 どこにいるか分からない息子に声を掛けた。 「ま~だだよ」 すぐ近くから声が返ってきた。 「いい子だな、蓮は。俺と、りょうにいに、同じくらい大好きだって」 「変な事、教えんな」 「変な事?そうかな?」 ニヤリと笑う葵。 何かのスイッチが彼の中で入った様だった。 「蓮、いるんだし、相原たちだって・・・葵、待って・・・ゃぁん!」 そろりとズボンの中に葵の手が滑り込んできた。双丘を撫で回し、奥の蕾へと、彼の指が触れる。 「ダメ!!」 「駄目じゃないだろう。ほら、腰が揺れているぞ、ここもヒクヒクしてて、もの欲しそうにしている」 煽る様にわざと卑猥な言葉を並べる葵。 「すぐにでも挿れたい・・・二階のお前の部屋に行こう・・・」 突拍子も無い事を言い出した。 「俺には涼太がいる。浮気するつもりはない」 「じゃあ、俺には、真生しかいない。取られたものは、取り返す主義なんでね」 ぷにゅっと、葵の指が、中に入ってきて、 「ひやぁぁ・・・ん」 思わず変な声を上げてしまい、慌てて口を押えた。 「センセ、もういいよ~」 蓮の声だーー。 「・・・早く、捜しに行けよ」 「まずは、ここの感触を堪能してからだ」 そう言うなり、いきなり、中をぐちゃぐちゃと掻き回し始めた。

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