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葵の情愛

「指抜け!指!」 「なんで?こんなにも美味しそうに飲み込んでいるのに」 葵のヤツ、嬉しそうにしてる。 これで、蓮が戻ってきたら最悪だ。 「葵、お願いだから」 葵の細長い指に、弱い箇所をぐりぐりと掻き毟られ、腰が砕けそうになりながら、声を出さない様、必死に耐えた。 「そそられるね、その顔」 「お前は変態か!」 「こっちは25年待ったんだ。その分、たっぷりと返して貰う」 「25年!?」 「あぁ、お前が鈍感過ぎるんだよ。ほら、前も濡れて、シミになっているぞ」 ネロリ・・・葵の唇から長くはみ出した舌が、俺の耳朶をねちこっく舐め上げた。 「ぁ・・・・ん!」 もうこれ以上は限界だ。 ガクガクと足の震えが止まらない。 「うっ・・・ん」 ズルッと指が抜かれ、思わずため息が漏れた。 「少し、待ってろ」 葵が何故か、洗面所から出て行った。 まだ、体内には彼が残した熱が籠ってる。 相原たちの所に戻らないと変に思われる。 でも、体が思う様に動いてくれない。 そんな事を考えていたら、葵が戻って来た。 「蓮は、相原たちが相手してくれるから、お前は、俺の相手をしろ」 「はぁ、何それ?」 「幼馴染みはいいよなぁ~。こういう時、何も言わなくても通じるから」 不敵な笑みを浮かべ、そのまま、俺の体を軽々と抱き抱えると、二階へ駆け上がっていった。 「葵離せ!!」 手足をバタつかせて抗議するも効果は全くなく。 「すぐに終わる、あとは、今晩、じっくりと可愛がってやる」 すぐ近くのーー引っ越しの時、片付けられなかった荷物を取り敢えず置いてある部屋の扉を開けると、絨毯の上に寝かせれた。 「葵!!」 雑然と並ぶ段ボールに挟まれ、身動きもままならない。 逃げ道もない中、ズボンを下着ごと一気に脱がされた。

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