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第10話 俺だけの人。
自分のそそり立った分身が零の口によって視界から消え「ちゅぷっじゅっ」と激しく音立てた。
零は壱の先端を舌で突き、溢れて来た甘い蜜を吸い上げる。
「っんあっ。。!」
壱の叫び声と同時に零の口の中に大量の蜜が流れ込んで来た。
「あっ。零。直ぐに吐きだ。。えっ?」
零は壱が放った蜜を余す事なく飲み込んだ。
「零。。俺の汚いの飲んじゃったの?」
『汚なくなんかない。お前の味は俺を興奮させる。』
壱が戸惑っているのを尻目に今度は彼を四つん這いの格好にさせ、密孔に舌を埋めていき
「ちゅぷちゅぷぷっ」
と音を立て舌で孔内の前立腺を探り当てると、零は其処を集中的に刺激した。
壱は少しの痛みと快感に襲われ、喘ぐ事しか出来なかった。
零は壱の喘ぎ声に煽られ左手で彼の分身を愛撫しながら右手の中指を彼の中に埋め込み内壁をなぞりながら二本、三本と指を増やす。
孔内で指をパラパラと動かす度に壱の身体が震えた。
「零。。もう。来て。」
目の端に涙が溜まり恍惚とした表情を浮かべる壱を見て、零は全身の血が沸き立ち、自分の分身を壱の中にゆっくりと埋めていった。
「あぁっ。。」
孔内に熱い塊が侵入して来るのを感じ、壱の身体は反り返った。
『動かすぞ。』
「んん。。」
『壱。俺の心も身体も全てお前だけに捧げる。だから俺をお前の物にしてくれ。』
「うん。。俺だけの人になって。。」
壱はそう言いながら零の首筋を甘く噛んだ。
零が激しく壱を攻める音と、快感に溺れ止め処なく漏れ聞こえる壱の喘ぎ声が室内に響き渡った。
「はぁっ。もう。いっちゃう。」
『俺も。。壱。一緒に。。』
「んああっ。。!」
最後の一突きで、快楽は絶頂に変わり、2人は同時に果てた。。
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