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第8話

曽根崎に片手で肩の上に担がれて米俵のように運ばれる。 力で曽根崎に敵わないと思い知ると、余計に尻の奥がむずむずとして腰が勝手にくねる。それに加え、曽根崎の襟首の隙間から立ち上る体臭が結空の頭をくらくらとさせた。 「なぁっ、早く……早く、どうにかしてくれよぉっ」 「ちょっと待ってろ。取り敢えず、保健室行く前に味見してやんなきゃな。こんな燃える匂いひっさびさ。お、すげぇ、ケツ濡れてる」 「んっ、やだっ、触んなっ……!」 曽根崎の手は結空を抱えながら反対の手を器用に背中側へ回して尻朶を揉む。 制服ズボンもぐっしょりと湿っているのが分かって、恥ずかしさが押し寄せた。 「ん~?触っての間違いだろ?」 「……うるせーよっ、くそっ」 ふふんと曽根崎が笑い歩き続ける。 頭と体が切り離されたみたいにコントロールが効かず、ろくに話したこともない曽根崎にいいようにされている。それなのに曽根崎に惹かれている自分がとてつもなく悔しい。 結空は曽根崎のシャツをぎゅっと握りしめ、唇を噛んだ。 結空が連れてこられたのは生徒会室だった。 曽根崎がポケットからチェーンにぶら下った鍵を取り出しドアを開錠した。 なんでこんなところの鍵を持っているんだろう。 ぼんやりとそんなことを考えたが、室内のソファに転がされ、曽根崎に伸し掛かられた途端にそんなことはどうでもよくなり、忘れてしまった。 「早く……早く……」 曽根崎の手が結空のベルトを引き抜き、シャツとニットを一緒に捲り上げ、ズボンと下着も同時に脱がされた。 「いっ、あぁっ……!」 曽根崎がピュウッと口笛を鳴らす。 結空の裸を見て興奮しているということだろう。結空は心のどこかでそれを喜ぶ。それがおかしなことだなんて考える余裕もなく、欠片程残っていた理性もどこかへ消えてしまった。 乳首は赤く色濃くピンと尖って指で、舌で、転がされるのを待っている。下腹の奥がじんじんして、何かそこを硬いもので突いて欲しいと思ってしまう。 ズボンを下着ごと抜かれた時は勃起した性器に布が擦れる刺激で達してしまった。でもいつもと感じが違っていて、精液が出たのかどうかわからない。ずっと透明なとろとろとした液は性器の先端から零れ続けていた。後孔からもとろみのついた液が零れる。それは嗅いだことのない自分の匂いだった。 「すっげぇ、びしょびしょ。めちゃめちゃエロイ匂いしてるよ、お前」 曽根崎はそう言いながら結空の尻に手を添えて、いきなり指を突き入れた。 「ひっ、ん!」

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