ぱちゅん、ぱちゅんと、結空のとろけきった後孔から、いやらしい音がして、その滑る体液に透の精子が微量でも混じっているかと思うと、余計にきゅうっと後ろが締まる。 物凄く、淫らで貪欲な、結空の本能。 結空の思考とはまた別のところにあるΩの本能だった。 締め付けた状態の孔を抉られ、擦られると、結空のいいところに透の先端が大きく触れて、射精したばかりの性器がまたむくむくと頭を擡げ始める。 「結空のこれ、小振りですごく可愛い。必死にまた大きくなろうとしてる」 透が自分の腰を結空の尻に打ち付けながら結空の性器をきゅっと握る。 人のものを小さいだなんて、そんなこと大きなお世話だと言ってやりたい。 それなのに可愛いと言われると腹の奥が疼く。 抑制剤を使わなかったΩの欲望を結空の理性ではコントロールできない。 「やあっ……！」 透がその手を上下させると、上に絞られる度に先端から透明感のある白っぽい汁がぴゅっと飛んだ。 「わ、結空、本当にエッチ。すごく感じてくれてるんだね。嬉しい……」 「あ……、とまんない……っん、とおるが、ちんちん、こするから……っ、はなし、てっ、あッ」 「刺激強すぎた？ごめんね。前から見てると結空の可愛いところ丸見えで、全部触りたくなっちゃうんだ……。ね、後ろからしていい？」 「はぁんっ……、うし、ろ？んあっ」 透が一旦腰の動きを止めてぐっと結空の膝裏を持ち上げる。後ろから自身を引き抜いて、結空をひっくり返した。結空は四つん這いにされ透を振り向き見る。 「結空の穴、すごいやらしい。ひくひくしてる。こんな近くで結空の恥ずかしいところ見れるなんて夢みたいだ」 「ひあっ……！」 透が熱っぽく「入れるよ」と囁いて結空の腰をぐっと引き寄せ、再び熱を突き入れた。 さっきよりもずっと深く挿入される。αである透が持つ根本の膨らみ、ノットまで、すっぽりと収められてしまった。 「あっ……あっ、おっきぃ……」 「苦しい？ごめん、全部入れちゃった。射精してる間はノットが蓋して抜けなくなる。我慢できる？結空？」 「んんっ、がまん、する……いっぱい、出していいよ……とおる……」 出してほしい。飲みこみたい。透のだったら、腹いっぱいに出されたってかまわない。 種付けして欲しい……！ 身体は透を欲し、快楽を欲し、発情している辛い今をどうにかやり過ごすことで頭がいっぱいで。 力強い透の性器が結空の中の最奥を突いて、気持ちよすぎて死んでしまうのではないかと思うほど翻弄された。