透は素早く結空の背後に回り、ソファーで横座りしている結空の両手首を一纏めにして頭上で括る。 「え……透？……っ」 結空が反射的に後方へと首を捩じった。 振り向きざま結空の小さな口を透の唇が覆った。 2度、食むようにして透が口を動かし、結空の唇を舐めて離れていく。 離れ際くちゅっと唾液の絡む音がして結空が背中を震わせた。 「結空、考えたんだけど俺、キスは曽根崎にどうしても譲りたくないから」 透が結空の後方からキスを仕掛け、空いている手を結空の胸に這わせる。 焦らすように柔い乳輪を揉んで、時折乳首を爪で掠めるようにして擦ると、結空は塞がれた口から甘い呻きを漏らし、腰をくねらせた。 「ふっ、う、んんっ、んっ」 開いたワイシャツの間で、結空の勃起したあどけないピンクの性器がふるふると揺れる。 それはまるで、そこでただ見ている曽根崎を誘っているかのようだった。 「エッロ……。わかった。俺も参加してやるよ。脚開けよ矢萩」 「ぅ……ん……、んっ」 透がキスから解放してくれないので、結空は目だけで曽根崎を追う。 曽根崎が自分のベルトを外しているのがわかり、もしかして挿れてくれるのだろうかと、身体だけが勝手に期待した。 しかし結空の理性は学校でセックスなんてとんでもないことだと主張する。 そんな思いとは裏腹に、身体は尻の最奥を突かれることに期待して、どんどんどろどろに甘く溶けていく。 曽根崎の甘い誘惑に結空が抵抗する術など存在しないのだ。 結空はすぐに脚を開き、しどけない姿を2人に晒した。 「エッチな結空、最高に可愛い。好き、大好きだよ、結空」 「もの欲しそうな顔しやがって。しょうがねぇ、俺のと一緒に擦ってやるよ」 曽根崎が固くなった男根を取り出すと、空気が更に香水のような強い花の匂いで溢れかえった。 噎せ返る様なフェロモンに結空は頭をくらくらとさせる。 その間も透は結空の乳首を扱き続ける。爪で扱いて、爪先で掻いて、指先で捏ねる。 優しい手つきで敏感なところだが痛みは感じず、ただただ気持ち良くて結空は身体を捩り誘うようにくねらせた。 「んっ、あっ、あっ……、ぁんっ……」 「はぁ……その声、顔、身体。強がりな性格もたまんねぇ」 欲情の色を濃く滲ませた曽根崎が、ソファに膝を乗せ、背もたれに手をついて自分の身体を支えながら、結空の負担にならないように伸し掛かる。 ツン、と性器どうしが触れ合って、たまらず結空が声を上げた。 「曽根崎っ、俺の触って、触って……！早くぅっ！」 「しょうがねぇな。この淫乱」 曽根崎の手が自分の性器と結空の性器を一纏めにして擦りだす。 どろどろの体液がぬるぬると滑って、曽根崎の手と性器が生み出す摩擦熱が波紋のように全身に広がり死ぬほど気持ちいい。 「ひあっ！…っ、あっ、やあっ、やっ、やぁっ」 「嫌？ならやめるか？」 「いやっ、やめないでっ、ア、イくっ、ぁっ……、あぁんっ！」 結空が身体をピンと強ばらせ、ぷしゅっと性器から透明な蜜を吹き上げた。 精液なのか、はたまた別の体液なのか結空には判断がつかないが、吐精したにしては、性器が萎む様子がない。 依然、ピンと固く勃起したまま、曽根崎の手淫を感じてまた絶頂へ向かい上り始める。 太腿がぷるぷると震えた。 「ひゃ、また……？あ、やっ、やっ、なんかクる……！いやっ、あぁっ」 「すげ。さっきの潮か？てめぇAVよりやらしいな。気持ちいんだろ、おら、もう一度イけ」 「ひゃああっ、出る、出るっ、やだ、やあぁっ……！」 擦られる度に結空の性器の先端から、さらさらした体液が迸る。 「これうっすい精液か？やっぱ潮？何回イけるか試そうぜ」 「バカ！曽根崎！結空が気絶しそうなことしないで」 透が曽根崎を制止する声も興奮の色を隠せない。息は荒く、声は微かに震えていた。