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第128話

曽根崎の手で結空の性器は曽根崎のものと一緒にぐちゅぐちゅと泡立ちそうなほど擦られて、先端の小さい口を指の腹でぐりぐりと抉られ、反対の手で結空の小さな袋をくにくにと揉んで弄ぶ。 透に弄られている乳首の感覚と、性器を迸る快感とで、前後不覚に陥るくらい結空は身体を揺らし、善がり喘いだ。 高みへ押し上げられると腰ががくがくと震え、中心に集まった熱が爆発しそうになる。 「あぁっ、あっ、あぁんっ、またイくっ……、イっちゃうよぉっ……!」 「イけよ。何度でも」 「ひあぁぁんっ……!」 結空が仰け反り透明な飛沫をまたしても噴き上げる。 好きなαに触れられて快感の波に呑まれているというのに、正直どこか物足りない。 結空が3度達しているというのに、その間曽根崎も透も一度も達していないからだと思った。 「気持ちいか?」 ぐすぐすと泣きながら3度立て続けに絶頂を迎えた結空の髪を曽根崎が梳く。 驚く程優しい手つきで結空はその現実が信じられなかった。 「曽根崎、結空のお尻いじってあげて。後ろ弄ると、発散の度合いが少し違うみたいだよ」 「あぁ?なんでんなことテメェが知ってんだよ」 「そりゃ結空のことなら何でも知ってるよ。幼馴染だもの。ね、結空?結空はこうして乳首を爪でカリカリされるのも好きだよね?」 そう言って透が結空の乳首の先を爪先で嬲る。 「ふぁ、あっ、あっ、それ、やだとおるっ……」 「どうして?」 「だってっ、なんか、じんじんして……、クるっ、あっ、んっ」 「可愛い、結空……おっぱい弄られるの好きだね」 「んんっ、い、やっ、やっ……っ」 結空が胸を大きく上下させて可愛らしい声を上げる。 鋭い刺激で悶えている結空とまた違う愛らしい喘ぎを目の当たりにして、曽根崎の性器がずしっと重量を増した。 「チッ。こいつに開発させんじゃねぇ!」 曽根崎が性器から溢れた体液を2本の指で掬い、弄ってもいないのに既にぬかるんだ結空の後孔へ突きさした。 「いっ、あぁっ!!」 長く節張った指が、胡桃状のしこりを掠め、更に奥深くに眠る子宮口をノックする。 結空はその衝撃に一瞬呼吸を忘れた。 「俺もそろそろイきてーんだけど」 曽根崎の声も僅かに上ずった音を含み、射精したいのだと結空が気付く。 「おしり、もっと、こすってぇ……っ、もっとっ、ぐちゅぐちゅして……っ」 「お前、まじエロい」 快感が引き出した生理的な涙なのか、結空の潤んで赤く染まった目元も曽根崎には艶っぽく見えた。 子供みたいな顔でΩのフェロモンを撒き散らし、きめ細やかな肌にしなやかな肢体、勃起した乳首も性器も薄桃色だ。どれをとっても結空は淫乱で可愛らしい最高のΩだと、曽根崎と透の目には映ってしまう。 孕ませたいのはもちろんだけれど、もっと可愛がり、いやらしくくねる身体と可愛らしい喘ぎを堪能したいとも思ってしまうのだ。 息を荒くした曽根崎が結空の後孔で指をピストンさせながら、一緒に握った性器をまた擦り始める。 胸を透に絶妙なタッチで弄られて、結空は理性を手放したかのように善がり喘いだ。 後ろと前を同時に攻められ、絶頂の波は最高潮に高いところにある。 「結空、気持ちい?あぁ……いいんだね。顔がとろけてる。すごくエッチで可愛い顔してる。結空って全身いやらしい」 絶妙なタッチで乳首を引っ掻いていた透の指が、乳輪ごと乳首をぎゅっと摘まみだす。 引っ張られて捩じられて、結空が「ひゃあぁっ」と甘い悲鳴を上げた。 「痛いのも好きだよね、結空?」 「やっ、そんなぁっ、あっ、ひ、あっ、あっ、あぁっ、や、や、イくぅ、んっ」 「イけよ。お前、可愛い。……んっ」 「あっ、あうっ、イく、イくぅっ!ひゃ、やあぁんっ……!」 4度目の絶頂を迎えた結空の性器から透明な飛沫が溢れ、曽根崎の精液と混じって結空の腹を濡らした。

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