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第142話
発情によってぬかるみ、柔らかくなった後孔は、逞しい曽根崎の亀頭を喜んで飲み込み、滑りが手伝って奥深くまですっぽりと包み込んだ。
「あ……、は……っ、あぁっ!……っ、突いてっ、敦ぃっ」
自分で強請りながら、結空は自ら腰を落とす。
曽根崎は結空の乳首を摘まみながら細い腰を支え、結空の乱れる姿を楽しんだ。
「結空。ちんこ自分で扱けよ」
「やっ、そんなこと、……言わなっ、あっ、あッ、あんッ……」
曽根崎の腰を掴む手が結空の身体を持ち上げ落とす。
そんなことを片手でやってのける逞しさにまた、結空はときめき、惚れ惚れとするのだ。
「俺が結空の可愛いちんちん触ってあげる」
「とおる……っ、ひ、やっ、やんッ、あっ……」
透は結空の前で膝立ちし、自分と結空の性器をまとめて一緒に扱こうとした時、透の動きが止まった。
「あ、そうだ。避妊しないなら、先に射精した方が精子の着床有利にならない?そんなのずるい」
「あ?なんだよ。この前は透が先だったよな。順番って約束だったじゃねぇか。譲らねぇからな」
曽根崎がずんずん腰を突き上げて、ぐりぐりと回すように動かすと、結空が「ひゃんっ」と悲鳴のような嬌声を上げてのけ反った。途端に結空の性器から、精液がこぷっと溢れ出る。
また達したのだ。
「結空気持ちよさそう。可愛い。……ねぇ結空」
「なぁに……?」
「俺と敦、どっちの子が欲しいの?」
「え……?」
一瞬にして快楽の世界から現実へと引き戻された気がした。
どっちの子か、選ばなくてはいけないのか?なぜ?という疑問が瞬時に頭を駆け巡る。
「俺、は……二人の、子が、欲しい……。それって無理なの?」
「無理じゃないよ。結空。それを実現させるには始めだけちょっと痛いかもしれないけど……、結空が我慢できるなら、すぐ気持よくなれると思う」
「は?透、てめぇ何考えてんだよ」
曽根崎は不機嫌な声を露わにするが、再び結空の腰を掴んで自分の欲望を何度も突き入れる。
結空がまた、表情を蕩けさせながら可愛い声で喘ぎ出す。
「敦は俺が何をしたいのか、大体わかっているでしょ?それに結空が望んだことだし、これでどっちか片方の血しかひかない子が産まれても、やれることはやったってちゃんと結空に説明できる」
透と曽根崎の会話が子供についてだということは乱れている結空にも理解できた。
しかし具体的に何をしようとしているのかまでは理解できず、ただ与えられる快楽に翻弄される。
リズミカルに腰を打ち付けていた曽根崎の動きがピタリと止まり、結空の耳元でチッと舌打ちする音がした。
「結空、ケツの力抜いとけ」
「え……何するの……」
曽根崎の手が結空と曽根崎を繋ぐ後孔に添えられて、欲望を銜え込むその孔を確かめるように指を滑らせる。
「え……あ、あ、なに……」
その指が孔を更に拡げるようにして中へと潜り込んでいく。
めいいっぱい広がった孔が裂けるんじゃないかと、そんな錯覚に陥りそうになる。
結空の恐怖を感じ取った透が萎えかけた結空の性器を掴み、ゆっくりと扱き始めた。
「結空は、こっち。ピンクで相変わらず可愛いちんちんだね。こっちに集中してごらん?何もこわくないよ。俺達を信じて」
優しく透が微笑むので、結空は透に腕を伸ばしてしがみついた。
透は結空の乳首を舌で突き、こりこりとした食感を楽しみながら、結空の性器を上下に扱く。
その間、曽根崎は後孔を更に拡張すべく、隙間から自分の指を入れ、中で指の開閉を繰り返した。
「んっ、んんっ、ぁんッ、あんっ、ああンッ」
「気持いいの?やらしくて可愛い顔。子供達には見せられないね、結空先生?」
「やっ、へんな、こと、いわなっ、ぃでっ……っ」
「悪趣味なこと言ってんじゃねぇ、くそ透」
「うわ、相変わらず口悪い。っていうかそっちはどう?」
「入るだろ。柔らかいぜ。つーか、てめぇのと擦り合いになんのが気持わりいけどな」
「それはお互い様でしょうよ。俺だって3人で番うなんてこと自体考えてもいなかったことだし……」
ぶつぶつと透が恨み言のようなものを呟いて、はぁっと一度息を吐いた。
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