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第2話

「アキラ、」 スタスタ歩くアキラを気にしつつ、横に並ぶみずき。 「ちょっと蒸し蒸ししてるけど、風があるからそこまで暑くないな」 「あぁ、陽射しがないしな、…手を繋いでもいいか?」 暑いとなかなか手を繋いでくれないアキラなので控えめに聞いてみる。 「んー?どうぞ、汗かくまでな」 ちょっと冗談でそう伝えてみると… 「あぁ、わかった、ありがとう」 頷いてアキラの手を取り、優しく繋ぐ。 「ふっ、わかったって真面目」 マジメに答えるみずきがおかしくてつい笑ってしまう、たぶん彼は汗をかいたら本当に手を離すつもりなんだろう。 「ん?」 「ううん、いこっか」 「あぁ」 近所にあるコンビニへ手を繋ぎ、ゆっくり歩いていく。片道15分ほどの散歩。 月明かりと街灯のみでやはり暗いが、道を車も通るのでそこまで歩きにくくはない。 そうして、目的地に到着してコンビニでコーヒーを買い、ついでにアイスクリームも買って帰路につく。 行きと同じ道を2人で手を繋ぎ帰っていると… 突然パラパラと雨が降り始める。 「あ、雨だ」 「本当だ、アキラ濡れるからこっちへきて」 すぐ近くの1人くらいが雨宿り出来そうな場所があったのでアキラを誘導する。

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