ビクッと体を揺らしたふーちゃんは、ゆるゆると俺を見上げる。 戸惑いの中に嬉しさも滲んでいる表情が、妙に扇情的。 小刻みに足に力を入れれば、息を弾ませながらふーちゃんが俺のズボンのファスナーに手を伸ばす。 開かれて、見られたソレはふーちゃんを待ちわびていて。 俺だってこの状況に喜びを感じているんだ。 うっとりとした顔をのぞかせて、ふーちゃんはぱくりと先だけを咥えた。 「噛んじゃダメだからね」 そう言って、俺はふーちゃんのものを擦る足を本格的に動かし出す。 不慣れな動きだけど、どうやら感じてもらえてるみたいで。 時折かくんと腰が折れそうになるのが、すごく可愛い。 ふーちゃんも俺のを丹念に舐めてくれるし、上手くはないけど十分だ。 夢中になっているその姿だけでも、相当クる。 吸い付いてくるふーちゃんの口から、水音が絶えず聞こえてくる。 次第に、ふーちゃんの足の間からもぐじゅっと音がし始めて。 「気持ちよくなってきた？ イきたかったらいつでもいいよ」 ふーちゃんの頭を撫でながらそう言うと、咥えたまま控えめに頷く。 上目遣いのとろけた目が、涙を溢しそうになっていた。 一度ぱっと口を離し、ふーちゃんは恐る恐る話し始める。 「あさひさん、気持ちいいですか？」 「ん？ うん……すっごく。ふーちゃんにしてもらえるの、たまんない」 ふーちゃんの唇を指でなぞりながらそう言うと、満足そうに目を細めた。 よかった、と呟いた後にふーちゃんはずぶずぶと先程よりも深く咥え込む。 一瞬の苦しそうな顔に、さっきよりも熱の増した口内。 思わず余裕のない息が漏れてしまう。 それを受けて、ふーちゃんは動かすスピードを少しずつ速めていった。 苦しいはずなのに、その目には喜びしか見えなくて。 「んっ、う、――っ！」 俺の足で追い込むように踏めば、ふーちゃんの腰がビクビクと震える。 その瞬間ぎゅっと口内も締められて、思わず出してしまいそうになった。 「っは、あさひさんっ……ごめ、なさい……」 「いつでもいいって、言ったじゃん。俺も、っそろそろだからさ」 いい？と視線を送れば、頬を赤く染めたふーちゃんは導かれるように先を咥えて。 舌先で舐められた後にじゅっと吸い上げられれば、呆気なく口の中に出してしまった。 「ごめん！ 出して、ふーちゃん」 俺はそう言ったけど、ふーちゃんはごくりと喉を鳴らした。 「……飲んだ？」 「あさひさんの、ほしくて……」 しゅん、としながらふーちゃんがそう言う。 どうしようもない愛おしさに、思わず俺はソファーを降りてふーちゃんを抱きしめる。 「もう……もー！ なんでそんないい子なの。好き……やばい、すごい好き」 わしゃわしゃと頭を撫でながらそう言うと、ふーちゃんが小さく笑った。