控えめにくねらせた腰が、ぎゅうぎゅうと押し付ける動きに変わってくる。 ふーちゃんは目隠しをする前から目をぎゅっとつぶっていて、恥ずかしさに耐えているみたいだった。 「ふーちゃん？ 大分柔らかくなったよ……ちょっと待っててね」 片手でふーちゃんの腰を支えながら、ゆっくりと焦らすようにゴムをつける。 ふ、と時折漏れて聞こえる吐息が、ふーちゃんが期待している証拠みたいに思えた。 「はい、いいよ。自分で挿れて？」 お尻を少しだけ左右に開いてやれば、ふーちゃんはコクリと頷いて腰を上げた。 ゆっくりと飲み込んでいく中は、ゴム越しでも焼けるように熱い。 半分くらいまで入ったところで、ふーちゃんが息を詰めた。 「あさひ、さんっ……も、入らないっ」 「んー？ いつもは全部入ってるよ」 「っく、苦しい、です」 「そっか……じゃあ、このままゆっくり動いて」 恐る恐る上下し始めるふーちゃん。 不安げな顔をしていたけれど、次第に声が出てきた。 涙の滲む目は、もう少しで溢れそうなくらい溶けてきている。 ……少し惜しいけど、もういい頃だろう。 「んん……あ、あっ……あっつい、あさひ、さんの」 「気持ちよくなってきたでしょ？ さっきより深く入ってる」 コクコクと素直に頷くふーちゃん。 その目の前に、目隠しを出した。 「しても、いい？」 そう聞けば、ふーちゃんは無言で目を瞑る。 「いい子」と額にキスをして、そっと目隠しをつけた。 俺が腰に手を回すと、ふーちゃんの動きが再開する。 「ひ、あ……？ なに、これっ」 「締まり、キツくなったね。始めて？ 怖くない？」 「怖くは、ないです。けど、っあし、力入んなくて、っ！」 ぺた、とふーちゃんのお尻が俺の腿に乗る。 ふーちゃんの喉が引きつる音を立てて、ぎゅっと俺に抱きついてきた。 ぴったりと身体がくっつき、深く入り込んだらしい。 中がぎゅうぎゅうと締め付けてきて、俺の息も上がってくる。 「あ、あさ、ひ……っ、さん……あさひ、さんっ」 「びっくりしたね。大丈夫？」 「はいっ。動いて、いいですか？」 健気にそう聞くふーちゃん。 返事の代わりに腰を揺らせば、ゆるゆると再開した。 少しずつスピードが上がって、それに伴ってふーちゃんの声も高くなっていく。 くーんって、犬みたいに可愛いく鳴いて。 泣きそうにも聞こえるそれは、抑えられないくらい気持ちいいときだって知ってる。 こっちもいつもより積極的なふーちゃんに耐えられなくて、小さい口にかぶりついた。 熱い舌が触れ合えば、境目なんて分からなくなる。 震える声が直接俺の中に届いて、どんな言葉で表せばいいのか分からないくらい、愛おしさが募る。 「はは、っ……かわいい。ふーちゃん、すき」 唇を耳に触れさせながらそう呟くと、ビクッとふーちゃんの身体が大きく震えた。