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第4話

「は……はい。だって、タイツが白なので……」 「だからといって白にする必要があるか? そんな清楚な子じゃないだろう」 「いえ、俺は……」  違うと首を振るが、阿良々木の尋問は止まない。 「足をベッドに乗せて」 「はい……」  言われるがまま、靴を脱いだ足をベッドに乗せる。丈の足りないナース服は高槻の下肢を覆うことはなかった。ペンライトが当たる先では、膨らんだ股間をコットンレースがデコレートしている。 「なるほど、随分とかわいらしいのを着ているようだ。だから見て欲しくてそんなナース服を着てきたのか?」  高槻はまた首を振るが、頬は赤く染まっているはずだ。婦長に相対していた時には「見られてもいい」という気持ちだった。だが、心の底では「見られたい」のだろうと阿良々木が高槻の本音を抉り出す。 「見て欲しいのなら自分でスカートを持ち上げなさい。私が鑑賞してやろう」

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