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第5話

「や……」 「早く。いっそのこと脱いでしまってもいい。どうせ上も着けているんだろう?」  緊張で息があがる。密閉空間で高槻は自分の息遣いが大きく響いていることに気づいていた。そしてそこには興奮が混じっていることも。  高槻がバックのファスナーを引き下ろすと、肩から抜けたナース服が落ちる。パンティと揃いのブラジャーをした胸が露わになり、高槻はそこをそっと腕で隠した。 「かわいいな。そのミスマッチな感じがとてもいい。君のような淫乱は赤か黒が似合いだと思っていたが、そういうのも悪くないな」 「あ、あの……先生」 「なんだ?」 「は、恥ずかしい……」  ペンライトが肌の上を動く度、阿良々木に触れられているような気分になり、ぴくりと肌が動いた。 「なにが恥ずかしい?」 「あ……せんせいがえっちな顔してるから……」 「心外だな。いやらしい格好で誘ったのは君だろう」

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