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第46話
両腕を床にギリギリ押し付けられた。体重が躊躇なくのしかかられる。
もう一度強いキスをされた。長い肉厚の舌が口の中から喉にまで入ってこようとする。
思わず咳き込んだが彼が容赦することはなかった。苦しくて吐き気もする。反射的に暴れるが全て力で押さえこまれた。
ズボンに片手がかかり下着ごと乱暴に脱がされた。下半身だけ裸にさせられて、足を広げられた。彼の目が確かめるように広瀬の性器をみている。
その目にさらされてじわりと腰から濡れてきた。
彼の指が性器に絡みついてくる。先端をなでられ、手でしごかれた。十分に立ち上がるのを確認してから、東城はもう一方の手の指を広瀬の口に入れてきた。
命じられるまでもなく、広瀬は、彼の指をしゃぶった。
「ん、ん」
太い指が三本、口の中をかきまぜていく。
十分に湿らせて、東城は指を口からぬくと、広瀬の後孔にたどらせた。性器からタラタラと出てくる透明な液と唾液とで濡らしながら、指が強引に入ってきた。
「い、、っつ」広瀬は声をあげた。心構えがあったとはいえ、痛みが優る。指はぐいっと中に入ってきて、押し広げた。
どうしようもなく声がでてくるのを、うるさいとばかりに再度キスでふさがれる。
口も下も乱暴に蹂躙し、こねまわされる。荒々しい手が身体を貪ってきた。
後孔から指がいきなり引き抜かれる。代わりに、彼の性器がギシリと入ってきた。裂かれそうだ。
痛い、と思いながら、それでも、いい、と思った。東城が入りやすいように広瀬は腰をあげた。足を広げて彼を招き入れる。狭い中を彼が性器を突き立ててきて、何度か腰を引き、奥に進んできた。
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