「ああ」 広瀬は自分が細い声を出していることに気づいた。 身体の中が、東城の性器を包み込みうねっている。奥に奥に入ってくるたびに、中が震え、絡みついていく。東城の性器の太さが増し、中を押し広げて行った。 「あ！」 灼けるようなところにあたった。 酷く感じて無意識に腰を逃がそうとした。東城は両手で腰をつかみ動けないようにした。 それから、ガツガツと腰を進めてきた。広瀬の弱い部分を彼は熟知している。 そこをつかれてまた声が出た。ほとんど理性はなくなっている。身体の形も自分でわからないくらいだ。 自分の性器も固く立ち上がり、ずっと蜜をこぼしている。 奥まで進みながら東城は広瀬の性器にふれた。擦られるとさらにそれは脈打ち、心臓と一緒に弾けそうになる。 身体を揺さぶられて、つかれて、しまいに、広瀬は達した。東城もしばらく広瀬の中を行き来していた。熱く硬くなり、それから広瀬の中で吐き出した。 大きく息をついて東城は身体の力を抜き、広瀬に覆いかぶさってきた。 「すまない」 そういいながら、彼は広瀬の肩に顔を埋めた。 くぐもった声で彼が言った。「ごめんな」 広瀬は首を横に振った。涙が目の端からあふれてきた。