家に帰って、夕方に、広瀬は冷蔵庫の中からショッピングモールで買ったプリンを取り出した。 ショッピングモールでの昼食後、何も食べていなかったので小腹がすいてしまったのだ。 食べられるものなら何でもよかったのだが、ガラスの器に入った大きなのプリンは見た目にも美味しそうだった。 冷蔵庫の中には３個ある。 広瀬はプリンにスプーンをいれた。 老舗の洋菓子屋の有名なこのプリンはしっかりとしていて、食べでがある。 最近のクリームのように柔らかくとろけるようなプリンも美味しいが、この昔ながらのしっかりとした形のプリンは、今の広瀬のように少しお腹がすいている状況にはよくあう。 冷えたガラスの器も優しい甘さを引き立てている。 広瀬は、スプーンを思いっきりプリンに入れて、大量にすくうと、口に入れた。これなら、三口くらいで食べてしまいそうだ。