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第4話

「ッ、嫌、だ!放せッ痛…」 抵抗するが、タツはアキラの髪を持ち、引き上げ… 強引にキスをする。 「ッぅ…」 嫌いな相手に触れられる不快感… ぞっとするアキラ… タツはキスに夢中になり胸元を掴む手を緩める。 「…ッ!」 アキラはその一瞬を見逃さず、力の出るかぎり、タツの急所を蹴り上げる。 「ぐッ!!」 思わぬ反撃に、その場にうずくまるタツ。 捕らえていたタツの手が離れ、アキラは、タツから逃れ、隣の部屋へ逃げ出す。 「タツ!」 「大丈夫か?」 連れの二人は慌ててタツを心配するが… 「馬鹿ッ奴を追え!ッ…ナメた真似しやがってッ!」 タツは、すぐ怒鳴って… 2人にアキラを追わせ… 怒りながら自分も逃げたアキラを追う。 「チッ、外か?」 「どうする…」 アキラを追って寝室へ来たふたり… 部屋の窓が全開に開いていたので、外に逃げたのかと一人が窓のサンを乗り越え探しに出ようとするが… 「…待て、」 タツはそれを止めて、じっくり部屋を見渡す。 耳をすませ…静止する。 「タツ?」 2人は、外に早く探しに出ないと逃げられるんじゃないかと思って呼ぶが… 「……」 やや考え、タツは迷うことなく、部屋の隅にあるクローゼットへ足を進める。 そして、戸に手をかけ、思い切り開く… 「オラッ!出ろッナメやがって!」 そして中に隠れていたアキラを見つけ、髪の毛を引っ張り引きずりだす… 「痛ッ!」 乱暴なタツの行動に呻くアキラ。 「3人から逃げられねぇと思ったから俺らが諦めて帰るまで隠れてるつもりだったのか?頭はキレるようだが、俺には通じねェぜッ!」 かなり怒りながら言葉を浴びせ、タツはアキラの顔を拳で殴ろうとする。 「タツ!顔は駄目だッ!トップ(社長)の言い付け…」 それをもう一人の奴が止める。 「チッ、オイ、窓閉めろ!」 その言葉に殴るのを止め… 変わりに床に転がるアキラの腹を一蹴りする。 「ぐっけほッ…」 蹴られ身体を縮めるアキラ。 「カメラ準備しろよ…ふーん、ここでユウとやってんのか?」 タツはベッドサイドに座り…

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