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第7話
「っ、ハァ、相変わらずイイしめつけ、してきやがる…」
アキラを犯しながら、そんな事を呟くタツ。
さらなる快感を求め深く揺さ振る…
「ぁ、アッ…ぅ、や…ハ、」
「っ…オイ、カイ!お前もマエでヤれ!」
タツはアキラの身体を抑えていたカイに命令する。
「いいんスね…」
カイは軽く返事をして、後ろからタツに貫かれ、顔を床につけて俯せているアキラの髪をガッと持ち、引き上げ、四つん這いにさせようと腕をつかす…
「ィ…ぁッ、いやだ…!」
そしてカイもズボンのファスナーをおろし、自分の性器をのぞかせる…
「噛んだりしないよな…」
カイはいぶかしく言う…
「アン!そんな余裕は与えねえ、もし噛んだらまたタバコ押し付けてやりゃいい!ナァ、サクヤ?」
タツは一旦動きを止め、耳元でそう脅す…
苦しむアキラ、内側からの圧迫感に身体を震わせ…
言葉の脅しもアキラに恐怖を蘇らせる…
「…噛むなよ」
カイは、もう一度脅し、頭を抑え、アキラの口をこじあけ、喉の奥まで自分のモノをイレ込む…
そして、摩擦を得ようと無理矢理、出し入れし始める。
「ぅッ、ん、ゥ!く…」
奥へねじ込まれる度に嘔吐感がせり上がるアキラ…
無理な体勢で、後ろからも激しく貫かれ、腕が痺れて肘を折るアキラだが…
「しっかり立ってろッ」
カイは怒鳴って腕を立たせ、頭を固定し、さらに口腔を荒らす…
アキラにとって恐ろしく長く感じられる屈辱的な行為…
早く解放されたくて…
でも、終わりさえ遠く感じてしまうほどの苦痛…
どれだけ痛めつけられても…
(…助けて…)
という言葉だけは発することのないアキラ。
そんな事を言っても…自分をこの状況から救ってくれる人は誰一人いないから…
そんな言葉でさえ、こいつらに…心まで服従させられたくない…
身体くらい…
何回犯されても…
もう平気…
いつかは終わりがくるから…
だけど、心は絶対に自分で守りたい…
「ゥ、よしッ、イクイクッ」
カイは短く呻いてアキラの口腔内へ射精する。
「ぅァ、…げほっ、ケホっ!…ん、ハァ、はァッ」
激しくムセ吐く。
カイはそれで退けるが、タツはまだアキラを後ろから貫き続け揺れる速度を早める…
「っ、オラ、さぼってんじゃ、ねェ!ッ…」
ぐったりするアキラを怒鳴り、アキラのモノを握りしめる。
「痛ッ、ァ、ぁッ嫌、だ…」
ビクッと身体をヒキつらせる。
さらに繋がったまま、細いアキラの身体を返して向かい合わせに体位を持っていく…
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