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《波乱の予兆》
そして数日が、いつもと変わらず過ぎて行く…
アキラがタツたちにレイプ撮影されてから四日が経った…。
今日は日曜日。
みずきは昼だけ仕事で夜間は休み…。
ここ数日は、アキラの体調を気にしてか、SEXを求めてくることはなかったが、いつもはみずきが夜間、仕事がない日は一緒に風呂に入ったり、エッチしたりするのが習慣づいてきていた…。
(…さすがに今日は、誘ってくるかな…)
ぽつりと思うアキラ。
でも、まだ火傷が完治していないから…相手することは出来ないけど…。
そう考えると、いつもより気が重く感じる。
今まで…みずきからの誘いを断ったことが一度もないから…。
もとより、みずきは積極的にエッチを求めてくるタイプではないから…
その場の雰囲気かオレが促すか…。
だから、今日はオレからなにも触れないつもり…
みずきがどう反応するかで変わってくる。
アキラはそう考えながら、みずきの帰りを待つ…
昼の仕事、今日は17時までの勤務…。
時間通り30分後には帰ってくる筈…
「ただいま…」
いつもの優しい声と共にみずきは仕事を終えて帰ってくる。
「おかえり、お疲れ…みずき」
アキラもソファに座ったままだが、いつものように声をかける。
「あぁ…アキラ、今日は特に変わったことはなかったか?」
アキラの隣に座り、軽くキスを交わして様子を聞いてみるみずき。
「うん、別にない、外にも出てないし…」
普通に頷き答える。
「そうか、明日は学校に行くのか?」
もうひとつ質問する。
「うーん、どうしようかな…?そんな事よりさ、今日、夕飯外食しない?」
首をかしげ、答えを濁し、いきなり提案するアキラ。
「…えっ、外食?」
少し驚くみずき。
「そう、たまにはいいだろ?夜、仕事休みなんだから…」
「あぁ、アキラが行きたいのなら構わないが」
珍しい事柄に不思議そうに頷く…
前にみずきが夕食を食べに行こうと誘ったら、時間が遅いと疲れるから明るいうちに外出したいと断られたから…
アキラは夜はあまり外出したがらないと思っていたみずき。
「が?…なんだよ、行きたくない?」
みずきの語尾を拾って意地悪く聞く。
「いや…疲れないのか?」
やはり、みずきが心配なのはアキラの体調…
「疲れるかもな…でも外食したい気分だから…」
頷いて、わがままに装いみずきを外食に誘う。
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