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第60話
「ユウを外へ出せって?こいつが納得してねぇようじゃ、野放しにはできねぇな」
タツは…アキラの説得で大人しくなったみずきに向かい…
「おいッサクヤはあー言ってるが、てめーは大人しく渡してくれんのか?お前の玩具を」
わざと嫌みな態度で質問する。
「な、にッ、渡せるわけないだろうッ!アキラは物じゃないんだッ!」
そんなことを言われ、タツの態度にカッとなり反射的に言い返すみずき。
「みずきッ!」
「交渉決裂、残念だったなサクヤ…」
タツはニタニタ笑いながらみずきに近づき…
先ほど空にした一升瓶でみずきの肩や背中をみずきの身体が床へ崩れるまで殴りつける。
「ぅッくっ!」
「タツッ!」
その酷い仕打ちを見て叫ぶが…
「オラッ、もう一回縛っとけ…、あと、うるせーから口塞いどけ!」
カイに縄と布を渡す…
ガッと胸元を掴み上げ、縛られ口に布を含まされるみずきにタツは…
「いいザマだな、てめーみてぇな正義ぶる奴は頭にくんだよッ…なんなら、テメェをサクヤより先に凌辱してやろうか…」
不気味に笑い言うタツ…
本気でやりそうな勢いだ…
「タツッ!やめろッ目的はオレのはずだろッ!」
かすれた声を無理矢理だして、アキラは止めるが…
「フン、一人やるのも二人やるのも同じだ…これでてめぇの撮りが少し楽になるかもしれねぇぜ?」
そう、憎悪するような笑いを浮かべる。
「ふざけるなっ!みずきは関係ないッ!」
アキラの抗議も鼻で笑うタツ。
「なぁユウ…お前もサクヤを楽させてやりたいだろ?ん?」
口を塞がれ喋れないみずきに向かって誘う。
「タツッ!!なんでもするッ…なんでもするからッ、みずきに手を出すなッ!」
みずきが答える前に叫ぶアキラ…
「んーッ」
話せないみずき、叫ぶ言葉もかきけされる。
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