「ッ…」 タツの仕組んだ罠なのだが、みずきはすべての責任が自分にあるように… 自分が悪かったと… 錯覚させられてしまう。 じわじわと、みずきの心も…追い詰められていく… 「…ははっ、どうだ、ユウっ…てめぇの玩具は、俺の言いなりだ、悔しいかっ」 アキラから快感を受けながら… みずきへ、さらに追い撃ちのように言葉を発するタツ。 「んんッ！」 悔しくないわけがない… なぜ、こんなことに… 「っ、オラ！飲めよッ」 タツはアキラの頭を抑えたまま脅し… 口腔内へ射精する。 「んッ、ケホッ、ゴホッ！」 ムリヤリ喉の奥へ入れられ… その異物に激しい嘔吐感がせりあがる… うつむき、ムセて息をつくアキラを一時的に解放する。 様子を楽しそうに眺めるタツ。 「……」 すぐ近くにいるみずきの存在が、重く、痛くて… 顔を上げることができないアキラ。 「こい、よーく聞かせてやれ、お前の声を！」 タツはアキラの細い腰を腕で引き寄せ、抱きしめるカタチでアキラのズボンの中に指を進める。 はじめは後ろから素肌を撫でるように触り、前へ指を絡めていく… 「っ！ん…」 性感帯を弄られ… にわかに反応を返してしまうアキラ… しかし、前に負った火傷のキズが痛みも同時に伝えてくる。 息を詰めて… 余計な声を出さないように、その痛みと快感を必死で無視しようとする。 「オラッ…目をあけろッどうした？声を出した方が…楽だろうが」 綺麗な瞳を固く閉じ… 顔をそむけたままのアキラをいやらしく触りながら促すが… それも無視する。