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第75話

「…ふ、もう終いだ、取ってやるか…」 タツは目についた、アキラの腕の拘束を解き… さらに、ずっとアキラの射精を抑制していた媚薬グミを乱暴に引き剥がす… 「ァ痛っぅ…」 触れられて、びくっ、としてしまうアキラ… その秘部からは… どろっとした白い液体が糸をひき… 残沙物がさらさらと零れ出る。 「淫逸な奴だ…まだ足りねぇようだな…」 媚薬の効能の残りがまだ持続していて… 意識と関係なく熱を帯びて… いまだにアキラを苦しめていた…。 しかし、タツはそれを解放してやるでもなく無視する。 「ケン、撮影終わりだ、撮るの止めろ!ヤタ、物、片付けて車に運んどけ!」 命令しながら再びタバコを吸いはじめるタツ。 「そいつ、まだ寝てんのか?いい気なモンだぜ…」 軽く笑いながら、みずきを見て言う。 「カイ、起こしてやれ!」 面白そうに指示する。 「っス!」 カイは軽く返事して、気を失っているみずきの腹部めがけて、手加減無しで蹴りをドカッ、ドカッと2発いれる。 「ぅ、ッ…」 衝撃で無理矢理覚醒させられるみずき。 手足を縛られた状態でハッとする。 (アキラはッ!?) 「ヨォ、気分はどーだ?何も出来ねーで、残念だったなァ、てめぇの大事なモンはここだ…」 タツが顎で指す先には… ぐったりと裸で横たわるアキラ… 「んんッ!」 口を塞がれている為、言葉は出ない… しかし、言い表せない怒りと後悔が、みずきの心をかき乱す。 「ユウ、ここ一週間…サクヤとヤってねーんだろ?」 くくっとあざけ笑うようにタツは続ける。

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