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第82話

言葉を無くすみずきを見て、はっと今呟いてしまったことを後悔するアキラ… 「…ううん、嘘…」 (淫らな奴…) タツの言葉がアキラの胸を締めつける。 こんな状況で… オレはみずきになにを頼んでいるんだ… 最低だ…。 しかし、身体はさらなる刺激を求め… 解き放つ瞬間を望んでいる… その状態はツラい…。 「……」 アキラは緩く首を振り、戸惑っているみずきの手から静かにシャワーを受け取り… うつむいて… シャワーをソコにあて、自らを解放するために指を絡めていく… 「っ…ん、」 みずきに、背を向け声を抑えて自慰するアキラ… 「アキラ…」 そんなアキラに困惑していたみずきだが… ハタと気付く… 「アキラ、何か薬を使われたのか?」 そっと肩に触れ…優しく聞くみずき。 アキラはいつも自制ができて余裕を持っているのに… 今のアキラは性興奮増強剤でも入れられたかのように見える… 「……」 アキラは答えられないが… 「いい、自分でしなくて…大丈夫…俺がするから…」 優しく諭すみずきに… うつむいたまま短く頷く… みずきはアキラの髪を撫で、前に屈み、アキラの熱を帯びさせられたソレを口に含み舌で刺激していく… 「は、ァっん、ぁ…」 みずきの優しく促す快感に… 片手で口元を抑え瞳を潤ませ声をだす… 「痛かったら言ってくれ…な、アキラ…」 一度、口を外しそう優しく囁く… 火傷のキズにはできるだけ触れないように、上手くフェラするみずき… 「ぅん、っはぁ…ァ、」 どくん、どくんと鼓動が早くなり… 抑制されていた感情が一気に押し寄せてきて… 「ァッあァ、ぃくっ、みずき…っ」 ようやくアキラは外に解き放つことがてきた…

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