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第10話
脚をさらに開かされ、ソファに中途半端に腰掛けたまま、ケツの穴に彼の先端をあてがわれる。
ソファから落ちそうで怖い。彼の首に縋り付いた。
「ハニー、愛してるぜ」
耳に囁かれながら、抉るような太さが侵入してくる。
「はぁ……っ」
朝で声が出なくて、喘ぎ声まで掠れてる。
「そんなセクシーな声まで出せるのか?」
嬉しそうなのは彼だけ。
一気に根元まで含ませて、ようやく彼が動きを止める。
「ああ、気持ちがいいな」
満足そうに息を吐く。
ソファで下半身だけ素っ裸で彼を受け入れる。卒倒しそうなシチュエーションに、頭がクラクラする。
「お前とつながっていると、安心する」
少しずつ揺さぶられながら、彼の囁いてくる言葉を一身に受け止めた。
「んっ、俺、も」
彼と1つになっている時が、一番安心する。
「痛くはないか? 怖くは?」
つながるたびに、彼は俺のことを気遣ってくれる。それがむず痒くてとても嬉しい。
「大丈夫だよ、本当に大丈夫」
本当に心配性なんだから。
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