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第3話

「送るよ。家どの辺?」 「いや…あの…」 「誰か迎えに来たりする?」 「いえ」 「…俺といるのがいや?」 たまにいる。俺の立場や家のことを考えるとあまり一緒にいたくないという人が 「嫌じゃない…」 「じゃ帰ろ。立てる?」 手を差し出すと恐る恐る伸ばした。 小さな柔らかい手…可愛い… そのまま引き上げて立たせ隣を歩く。 俺の胸の高さくらいの身長。ふわふわの柔らかそうな髪。 風に吹かれ靡く髪の下に見える陶器のような肌。 その肌を夕日が照らしてとても綺麗だった。 「ねぇ。水橋くん。君凄く綺麗」 「え!?そんな!!そんなこと!!綺麗なのは円山くんでしょ」 「あははっ。ありがとう。ねぇ。水橋くん。同じクラスだしまた明日からも話しかけていい?」 「うん!俺も話して見たかった!!」 ニコニコ笑う顔が可愛い。 そして翌日から急速に距離が縮まっていった

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