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第60話

瑪瑙side 「瑪瑙」 「はい」 ほろ酔いの豪さんが隣に移動して来る 「お前さ…ゲイだろ?」 「え…?」 「俺そういうのわかっちゃうんだ」 そういうとそっと俺の太股を厭らしい手付きで撫でる 「瑪瑙…」 「…」 ベッドを背凭れにして座っていた俺の顔の横に手を付き閉じ込め穴が開くほどに見詰められる 「豪さん…近い…」 「お前さ…俺のこと好きだろ?」 …バレていた…そう。俺はこの人に憧れを抱いていた… 仕事も良くできて面倒見もよくいつも朗らかに笑っている豪さん。 こんな人に好きになってもらえたらどれだけいいのだろう… 「ほら…もうここ…こんなにして…」 俺の中心部は部屋に入ったその時から少しずつ熱を帯びてきてた… 「すいません…帰ります…」 「…帰す訳…ねぇだろ」 そういうとそのまま唇を吸われる 「豪さん…」 「いい顔…」 再度口付けられそれは次第に深くなっていく。 「抱いてやるよ…」 耳元で囁かれ動けなくなって… 「俺…」 「初めてだろ?男とするの…優しくしてやる。ベッドに上がれ」 不安と期待で心臓が五月蠅い。 「瑪瑙…抱かせて?」 逆らえなくなっておとなしく言うことを聞いた

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