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第61話

瑪瑙side 豪さんに身を委ね女みたいに啼く自分。 豪さんのいつもと違う男の姿に魅了されて何度達してもまだ足りないくらい体が熱くて… 「もっと…」 「いいぜ…意識飛ぶまでやってやるよ」 初めての交わりのはずなのに不思議と苦しさもなくそのまま一緒に溶け合って合わさって1つになってしまうんじゃないかって思えるほどしっくりくる豪さん… 「瑪瑙…綺麗だよ…俺だけ見ていて…」 その言葉を最後に俺は意識を手放した。 翌朝 「おはよ。瑪瑙」 柔らかい笑顔の豪さんから優しいキスで起こされて 「豪さん…おはようございます…」 「飯食える?」 「はい…った…い」 「あぁ…ごめん…やり過ぎた…瑪瑙可愛いからさ…ごめんねぇ」 優しく頭を撫でながら本当に申し訳なさそうに眉を下げる豪さん… 「あのさ…順番逆になっちゃったけど…瑪瑙…俺と付き合って。これからも俺の隣にいて。好きだよ。お前と出会ってからずっと好きだったんだ…俺と生きて?」 嬉しくて嬉しくて涙を流しながら何度も首肯く 「ふふっ…泣きすぎ…良かった」 そして安堵したように豪さんが抱き締めてくれた その日は一日中二人で過ごした。 片時も離れたくなくてずっとくっついていた

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