64 / 133
第64話
夏南side
そしてまた俺はたーくんに甘える。
たーくんだけ…
「夏南。絶対に離してやらねぇから…」
「うん…離さないで…たーくん…俺はたーくんだけのになる」
たーくんが泣きそうなのに気付かない振りをしてたーくんに激しく揺さぶられ続けた。
たーくんは何を思った?りーくんのことご免なさいって思った?
俺はね…バカだったなって後悔してるよ。たーくんもそう?
バカ同士求めあい支えあいながら生きていこうよ…
もう…絶対に離さないから…
りーくんへの甘い思いは封印して…この思いはたーくんへ…
ねぇ…りーくん…ごめんね…勝手ばっかりでごめんね…
大好き…大好きだったよ…
ともだちにシェアしよう!