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第66話

「めのさん。」 「ん?」 口元に手を持っていき端についたクリームを拭い嘗めた 「何?りとさん」 「顔…真っ赤…可愛い…クリーム。ついてたんだよ」 「ありがと…」 「いいえ」 食べ終えて雑貨を見る。 なんとなくめのさんは可愛いものが好きそうだなって思ってた その読みは当たっていたのかめのさんは可愛らしい小物たちをキラキラした瞳で見つめてた 「これ…可愛い…」 「本当。可愛いね」 「うん」 「めのさんがね?」 「え?」 「良かった…楽しそうで…」 「楽しいよ」 「俺も楽しい」 「これ。買ってくるね」 沢山見ていためのさんが散々悩んで買ったのは綺麗な糸で編まれていたポーチとコースター。 名残惜しそうに他のものをもう一度眺めて帰る。 「今日はつれてきてくれてありがと。豪さんとはこんな風にあまり出掛けたことはなかったからデート気分で楽しかった」 「気紛れた?」 「うん」 「あ。これ。あげる」 「何?」 「開けてみて」 「?」 屋敷に戻り箱を渡す。不思議そうにめのさんがそれを受け取り箱を開ける 「これって…」 「最後まで悩んでたでしょ?だからあげる。付き合ってくれてお礼だよ」 めのさんが悩んでたのはキーケース。つい最近買い換えたばかりだったと言ってて置いてきたもの 「買い換えたばかりだからなかなか陽の光見ないかもだけど気が向いたときにでも使って」 「いいの?もらって。俺は何も…」 「うん?大丈夫。俺はめのさん貰うし。いただきます…」 「ちょ…だめ!りとさん!あっ!ダメってばぁ。沢山汗かいたからシャワー浴びたい」 「めのさんの匂いごと欲しいの。頂戴」 快楽に弱いめのさんは結局そのまま抱かせてくれた…

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