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第71話

話をしたとはいえ前みたいに接するのは結構難しくて… 丁度色々と忙しくなってきたのに任せ微妙に距離をおいた。 夏南と琢磨は仲睦まじくいつも側にいて周りのことなんて見えないほど暖かなオーラを放っていた。 俺との時は交際していることすら誰も知らなかったけど二人の交際はもう学園中の公認になった。 密かに琢磨に思いを寄せていたものたちもあまりにもお似合いで次第に諦め離れていった 二人の邪魔をするものはなく穏やかに時は流れていった そして卒業を迎えた… 「りーくん」 「どうしたの?夏南」 「あの日…助けてくれてありがとう…俺のこと好きになってくれてありがとう…くるしめてごめんね?傷付けてごめんね…りーくんと過ごした日々はすごく幸せで…でもすごく苦しかった…」 「琢磨といられて嬉しい?」 「うん」 「幸せ?」 「うん」 「だったらいいよ。夏南は大切な友達だから…夏南には幸せになって欲しい…俺を好きになってくれてありがとう。夏南と過ごせた日々はとても大切な宝物になるよ。じゃあ。俺はそろそろいくね。じゃあね」

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