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第119話

「なんか…お似合いだねぇ。二人。ね?壮ちゃん」 「そうだねぇ…何か…うん…良かった…」 「あら?ざっくん泣きそう?」 「泣かないもん…でも嬉しいんだ…良かった…瑪瑙がちゃんと璃人さんに伝えることができて…叶って良かった…」 そして… またその次の夏… 「りとさん。これどこに置くの?」 「俺の仕事部屋にお願いしてもいい?」 「はぁい」 めのさんと同棲することになった。 まだ籍とかは入れるのには時間がかかりそうだけどこんなにも幸せな気分で過ごせるのは久しぶりで俺も変にテンションも上がる 「あれ…これ…」 片付けている最中に見つかったのはあの日めのさんに買ったキーケース… 「勿体なくて使えなかったけど…悩んだときとか落ち込んだときとか…りとさんを思うときとかそれ見てた…それ見たらあの夏の日の事思い出して幸せな気分になれたから…俺のお守り…」 「嬉しい…持っててくれたんだね」 「ちょ!りとさん!!片付け!片付け終わってない!」 「だめ…そんなん言われて我慢できるわけないでしょ?」 めのさんと交際を始めてからは抱き合うことが多くなった。まぁ…俺が我慢出来ないだけなんだけど… 「あ…んっ…!」 「めのさん…めのさん…大好き」 「りーとーさーん!!夕方になっちゃうじゃん!」 「ごめん!めのさん可愛いんだもん…」 「もう…でも…俺もしたかったから…いいけど…」 「う…その顔…ダメ… またやる気になっちゃう…」 「もうだめ!起き上がれなくなっちゃう!もうすぐみんな来ちゃうのに!」 仕事が終り次第みんな手伝いに来てくれることになってるから我慢して片付けを再開した。 程なくして皆がやって来てなんとか片付き今はみんなで食事をしている。 「瑪瑙くん体平気?」 「っ…げほっ…ごほ…え…と…きららさん…」 「だってさぁ色っぽいんだもん!絶対イチャイチャしてたでしょ?」 姉がめのさんをからかうのは今やもう恒例行事となってきている。めのさんも嘘がつけないからすぐばれちゃう… 「かぁわいい!!瑪瑙くん!」 「うわぁ…やめてくださぁい!きららさん」 耳まで真っ赤にしためのさんの姿は本当に…エロイ…抱きたいなぁ… 「瑪瑙くん。…今日も璃人に寝かせてもらえそうにないね…璃人が獣の目になってる」 「え!りとさん!!もう今日は無理ですからね!!」 あーあ…やっちゃった… 「今日…ね…」 「え…あ!!」 「もう…瑪瑙くん…可愛すぎ…さぁてじゃあお邪魔虫たちは退散しましょ」 「そうだな。じゃあ。またね」 慌ただしく皆が帰宅した 「ごめんなさぁい…りとさん」 「何が?」 「えと…」 「ヤってたのばれたこと?」 「…はい…」 「いいよぉ。みんなに自慢できる。んじゃ…いただきまぁす」 そしてまた二人飽きもせず絡み合った 「愛してる…」 互いに何度も囁きながら… 「りとさん…俺…凄く幸せ…」 その言葉を最後に夢の世界へ落ちていっためのさんを綺麗にして口付ける。 「おやすみ…めのさん…これからも…よろしくね」

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