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第7話
ラブホテルに入り、チェックインと会計を済ませ、選んだ部屋に向かっていく。
カギを開け、部屋に入ってすぐにキオをドアに押しつけて唇にキスをした。
「もう……するん?」
トロンとした目でなんとか俺を見とるキオの頭を撫でる。
「どうして欲しいか言うて?」
そう言いながらカギをかけて、ドアノブにカギの紐を通した。
お客さんが望むことを最優先……それが俺のモットーやから。
「シャワー浴びさせて……キレイな方がええから」
そう言うて、キオはほっぺたにチュッとしてくれた。
その意味を知ってる俺は心の中でほくそ笑む。
もっと、もっとハマればええ……気づいたら抜け出せなくなってるくらいに。
「髪と背中洗ったるから一緒に入ってもええ?」
黒い前髪をサラサラと梳いながらそう言うと、ええよと言ってくれた。
「あ、バスタブあったらゆっくり浸かりたいんやけど……どうする?」
「ああ……じゃあ準備しとくから先入ってき? ええタイミングで入りに行くから」
ふわっとした微笑みを浮かべてそう言うと、キオはありがとぉ、とふわっとした微笑みで返して脱衣所へ向かっていった。
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