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第8話

俺の顔の前に自身を持ってくると緩く扱かれた後、固く目を瞑った俺の顔に白濁液がかかった。目元についた白濁液を遼河の指が綺麗にふき取ってくれるも、それは俺の口内に入ってくる。苦い、そうとしか思えないが拒否するのもあれなので一応全部舐めとる。遼河は満足そうに笑った後、まだ達していない俺の自身に手をかけた。 「ラストスパートですよ」 そう呟くと遼河は先ほどよりも強く激しく自身を扱いてきた。上下させるだけでなく親指で先端部分を押しつぶしたりするなど、確実に俺の気持ち良いところを狙ってくる。 「あっはあっ、あんっ、ひぁっ、んっあ、」 甲高い嬌声を漏らしながら惨めな格好で達してしまう。白濁液を思い切り腹の上にぶちまけた俺は、顔に身体と白濁液まみれの姿だ。遼河はこれをエロいと言うが、自分的には無様な姿の他なんでもない。 「好きです、要斗さん」 遼河はそうとだけ告げ俺の額に優しく口付けを落とすと、腰にタオルを巻きベッドから降りた。時刻はまだ22時。電車で家に帰ることは可能だ。 「シャワー行きましょう。立てますか?」 遼河は俺の肩を抱え支えながら声をかけてくれる。しかしいつも通り、腰が痛くて自らの力で立つことが出来ない。自分に呆れながら首を横に振ると、遼河は少し笑いながら俺の脇と膝の下に腕を入れた。そのまま先程のように姫抱きにすると、風呂場まで連れていかれる。 遼河がこの部屋に入るのはこれで…、六回目か。それなりに慣れてきたのか、今では人の家ということも気にせず普通に歩き回っている。部屋の場所は一通り教えたはずだ。しかし部屋の中を漁らせたりなどはしない。もしそういうことをしたら入室禁止を出すと脅している。やはりプライベートとセフレは違うからな。ついでにこいつは仕事時とプライベート時の狭間にいるから厄介だ。仕事時やプライベート時になにかトラブルを起こせばセフレの関係も危うくなるし、セフレ時になにかトラブルを起こせばプライベート時はまだしも仕事時が危うくなる。 風呂場に着くと掛けられていたタオルを取られ、そのまま浴室に進む。そして、ついこの前ここで行為をした時に遼河が趣味で持ってきた風俗にあるようなマットに体を降ろされる。察したかもしれないが、前回のセックスは風俗なりきりだ。しかしこれ、前回のセックスは散々だったが、意外とマット自体は役立っている。このようにして腰が痛くなった時などに浴室に何かあると楽だ。このマットは折りたたみもできるため、角度の調整も出来る、高機能だな。 ちょうどいい角度で腰掛けると、隣では遼河がお湯の温度を確かめていた。

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