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「計画」31

「あっ、か、みちかくんっ」  間近に迫った神近くんを見上げ、僕は異物感とも快楽ともつかない感覚に身悶える。 「先輩、昨日よりは良いんじゃないんですか?」  額に汗を浮かべ、神近くんが濡れた瞳を向けてくる。僕はコクコクと頷き、下肢から背筋に伝う快楽の波に身を任せていく。気づけば無意識に目を閉じて、シーツを固く握り締めていた。 「はぁっ、凄くエロい顔してますよ。自覚あります?」 「わ、わかんないっ!」  何度も繰り返される抽送に僕は頭が真っ白になっていて、神近くんの問いかけにも半ば投げやりになってしまう。 「分かんなくてもいいんで、他の人にはそんな顔しないでください」  見せるはずないじゃないかと、言葉にしたくても口から溢れるのは荒い息と喘ぎ声だった。固く閉ざしていた瞳を薄っすらと開くと、目の端から涙が溢れ出す。  中を深く穿たれ悲鳴に近い声を上げるも、神近くんは僕の痛いぐらいに張り詰めたモノに指を絡ませ、上下に揺すっていく。 「あああっ、やっ……ッ」  二重の快楽の波に耐えるのが辛くなり、譫言のようにイキそうだと訴えかける。

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