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第25話
「ん、ひゃあああああああっ!!!」
「───くっっっ!!!」
……しっかりほぐしたとはいえ、2年もの間ご無沙汰だったそこは、俺のモノをすんなりとは受け入れてくれなくて。
ローションのぬめりの力を借りて無理に押しいれると、何とかカリの部分まで入った。
ほっと一息ついて葵を見ると、口はぱくぱくと空気を求めるように動き、目の焦点はどこかあってない。
負担をかけているのは明らかだが……悪いな……俺はもう、後にはひけない…
「……葵……葵……あと半分だ……もう少し、我慢してくれ…」
「………あ……あと……少し?……」
「……ああ……」
「……もうすぐ……先輩の…ものに……なれる…?」
「……ああ……ゆっくり息を吸って、力を抜いてくれ…」
葵は目を閉じると、深く息をはいて呼吸を整える。
後にひけないのは、葵も同じなんだ……
腹部を見ると、あんなに先走りをたらしていた葵のそれは、かわいそうにすっかり縮こまっていた。それをそっと握ると、やわやわと上下にしごいてやる。
「───やっ……せんぱっ…!」
止めようと伸ばしてきた葵の手をぐっと掴むと、俺の手と一緒に自分のモノを握らせる。そして一緒に動かしてやった。
「……あっ!……んやっ……だめっ……だめぇ……」
ダメという割には手は俺の動きに逆らうことはなく、むしろ口より快楽に正直で、次第に自分から動かすようになっていった。
すると力が抜けてきたのか、そこの締め付けも緩くなってきて……それに合わせて俺も自身を捩じ込んでいく。
……もう少し……もう少し……
「……あんっ…あっ……ひゃあっ…ん……」
葵のモノがすっかり力を取り戻した頃…
「………葵、がんばったな……全部入ったぞ」
俺のモノは付け根までずっぽりと、葵の中におさまることができたのだった。
ふぅ……と息を吐く。が、気は抜けない。
気を抜いてしまえばすぐに達してしまうほど、葵の中はぎゅうっと俺を締め付けてくる。
ベッドに横たわる葵を見下ろすと、息も絶え絶えといった感じでぐったりとしていた。この様子なら、今晩はこのまま寝ずに何度でも……何て絶対に無理だろう。それはあまりにも、葵の負担が大きすぎる。
どうせ一度しかできないなら、今、この甘い身体を堪能し尽くしたい…
「……葵…大丈夫か…?」
ぐったりしたままの葵がさすがに心配になって、声をかけると、ゆっくりと目を開けた。
「……あ……うん……大じょ……ぶ……」
どこかたどたどしい返事をした後、ゆっくりと手を持ち上げて、自分の下腹部に当てた。
ふにゃりと笑いながらそっと腹を撫でた。
「……ふふ……ここ、いっぱいだね……先輩がいる……」
そして幸せそうに「……嬉しい」とつぶやいた。
─────っ!!
「───ひゃあっ!?……何?……急に、おっきく、な……」
「……お前……煽るから…!」
……あまりのかわいさに、息子が暴走をはじめてしまった……
まあ、そうなると俺も止まらないわけで。
「……ひゃんっ!…だ…め………も…ゆっく、り……」
「……でき、るか!バカ!……お前が、煽ったんだ…っての……!」
さっきまで考えていた「負担」やら「思いやり」なんてものはすべて吹っ飛び、ただただ葵の身体をむさぼる。
自分のモノを抜けるぎりぎりまで引き出すと、今度は一気に奥へ突き入れる。それを何度も、何度も!
そうしているうちに…
「───あ、あんっ!……だめ!そこはっ……」
葵の声が上ずって、悲鳴のような声をあげた。
……ん?ここか?
葵の中の少しこりっとした部分に自分の亀頭をこすりつけると、「っっっ!!!」と、もはや悲鳴にもならない声をあげ、葵の身体が反り返った。
───見つけた……ここ、前立腺だな。
わざとそこに当たるよう腰を動かしていくと、葵の身体がびくびくと震え、これまでにないくらいきゅんきゅんと俺のモノを締め付けてくる。
最初は逃げるように腰をひいていた葵だったが、いつの間にか理性がとんでいってしまったようで、自分の気持ちのいいところに当たるように腰を動かし始めた。
あー……かわいい…
マジで、かわいい…
あまりのかわいらしさと気持ちよさに、だんだんと俺も絶頂が近づいてくる。
一緒にイケるように、葵のモノをもう一度握り直すと、葵が焦ったように声を上げた。
「──まっ!……あぁん……ちゅ……ちゅー……してぇ……」
キスをおねだりしながら、俺に向かって両手を差し伸べる。
それにこたえようと身体を倒すと、背中に手を回してぎゅっとしがみついてきた。
ああ……やっぱりかわいい……
あんなに恥ずかしがっていたはずなのに、今度は自分から舌を差し出す。
それにもこたえてくちゅくちゅと舌を絡めてやるとさらに奥が締まる。
……あー、もう限界……
口唇を離すと名残惜しそうにするのもまたかわいくて……頬に軽くキスをしたあと……
「……葵……好きだ……」
何のためらいもなく、自然と口からこぼれだした。
葵は一瞬目を見開くと、ぶわっと涙を浮かべ…
「うわっ!お前、締めす、ぎっ!!─────うっ!!!!」
最大級の締め付けで、俺をイカせてくれました…………まいった。
快感がおさまった頃、はっとして、恐る恐る葵のモノを確認すると……葵もほぼ同時に達していたようで、何とか面目は保たれていた…
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