俺の腹と自分の腹を白濁で汚したあと、葵はくったりと俺の肩にもたれかかった。 息は荒く、びくびくと身体は痙攣している。 「……葵、大丈夫か？」 そっと尋ねると一瞬ぴくりと身体を震わせ、こくこくと首を縦に振った。 対面座位は初めてしたわけではないのだが……思っていたよりも葵の身体は敏感になっていたらしい。挿れただけでイってしまうくらいには。だけど。 「ひゃっ！……何！？」 ……俺はまだ、イってない。もう少し葵とのセックスを堪能したいんだ。 俺の上にのったままの葵の腰を両手で掴み、不規則に揺さぶる。 「あっ…あっ…ま、って……まだ、イっ、て……ああんっ」 葵は俺の膝の上で啼いているが、動きを止めることはできない。だって、かわいくてしかたがないんだ。 喘ぎ声をあげ続ける葵が欲しくて欲しくてしかたがない。 目の前にはさっきまで自分でいじっていたせいか、真っ赤に膨らんだ乳首が揺れている。そのかわいい突起をぺろりと舌で刺激すると、「ああっ」とひときわ大きな声を上げる。 「そっち…じゃ、な…て……こっちぃ…」 切羽詰まったような声とともに、葵は俺の頭に手を当てて上を向かせると、緩く口を開いた。 ……その隙間から覗く赤い舌。本当にキスするの、好きだなぁ。 葵の希望にこたえて舌を食んでやると、それにこたえながら、お礼とばかりに腰を動かし始めた。そんな必死なところもかわいくて。 「………せんぱ…いぃ……すき……すき……」 キスの合間に、口唇からこぼれ出す言葉もかわいくて。 「……あ、おい……おれ…も……イク…」 「あっ！あっ！ぼ、く…も……イク……また……イっ、ちゃうぅ！」 葵はまたぎゅっと俺にしがみついてきて。それとともに葵の中もぎゅっと締め付けてきて。 「……あおいっ……好きだっ…」 「あああっ！す、きぃ！」 お互いに気持ちを伝えながら、俺たちは何度目かの射精をともに迎えたのだった。