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第4話

「ごちそうさまでした!」 「要兄、おいしかった!」 「お粗末様です。 はい、洗い物持ってきてください。」 綺麗に食べきった皿を持ってくる子供達の中にはきちんと箸を持てない子供もいる。 ご飯粒を残す子、好き嫌いがある子、偏食の子本当にいろんな子供がくる。 どの子も共働きやシングル、この時間独りで過ごしてきた子が多い。 生活ギリギリの親子もいる。 コンビニのおにぎり1つ、菓子パン1つ、お金だけが卓上に上がっていると話す子もいた。 親の代わりなんて偉そうな事を言うつもりはない。 だけど、箸の持ち方を教えたり肘を着かないだの口を開けて食べないだの食べる時のマナーを教えたりもなんだかんだ楽しい。 子供が笑ってあったかい飯を食える場所を俺は必死で護ってきた。 この食堂を開く時、その主旨と食材の寄付を…と話に回った際色々言われたが今じゃ総菜屋の常連になってたりするから面白い。 あの時は余所者だと言ってごめんね、なんて惣菜を買う度に笑い話だ。 俺は、なんと言われても構わない。 俺は

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