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第3話

Side尚 トントン……と晩御飯の用意をしている時だった ポン………… 「ん?…………きょうちゃんからLINEだ……」 LINEを見てみると、今日は飲み会で遅くなる、との事だった うそ………………どうしよう…………困ったな………… 僕はキッチンに戻り、きょうちゃん用に沢山作ってしまった料理を見つめた これどうしようかな…………お隣さんに配るには外に出なきゃ行けないし…………けど外に出たらきょうちゃんをまた怒らせちゃう……………… うーん………………とりあえず……冷蔵庫に入れとけばいいか………… ミネストローネに、唐揚げダレにつけたお肉、煮物を冷蔵庫にしまい、僕用に揚げた唐揚げを少しとサラダをテーブルに並べる 「………………いただきます……」 モソモソ……と一人で食べ始める …………美味しい…………けどきょうちゃんがいない……………… きょうちゃんと食べる食事が当たり前になった僕には、今日の食事はなんだか寂しいものになってしまった 早々にご飯をおわらせ、お風呂に入り、そのままソファでウトウトときょうちゃんの帰りを待っている時だった ガチャガチャ……………… 「ただいま〜なお〜?」 「おか!………………えり?」 「あは〜こんちゃ! これがお前の恋人!?可愛すぎ!」 「すんません〜お邪魔します〜」 きょうちゃんが帰ってきた!と思って飛び起きてお迎えに行ったのに……彼は酔っ払っていて4人くらい友人を連れて帰ってきた …………なんだ……お友達もいるのか……………… ふたりっきりじゃないことに、少し寂しさを覚えたが 彼の手にコンビニ袋が見えたのを確認して、サァッと全身が冷たくなる 寂しさを感じている場合じゃない!と慌ててキッチンへ走る 彼がお酒を持って帰ってきた時は、最低おつまみを3種類作らないと今朝のように噛みつかれてしまう 想像しただけで朝噛まれた傷がじんじんと痛み出す もう……あんな痛みはいらない…………… 恐怖でカタカタ震える手を一生懸命動かし、彼の好きなパスタの素揚げ、軟骨の唐揚げ、枝豆、塩辛、チョコレートをテーブルにそっと出す 料理を出すと、すぐに自室へ戻る そぉっと時計を見ると、きょうちゃんが帰ってきてから30分しか経ってない………… ほっ……と安堵からかため息が漏れる 時間かかってない……よかった………… ふぅ……と一息ついてキッチン近くの椅子に座っていると、きょうちゃんが僕を呼んだ 「なおーーー!!」 「はい!いまいく!」 タタタッと急いで向かった先には、地獄が待っていた……………………

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