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・第148話・

及川side 飛雄……まさか俺の精液呑むなんてね…… たぶん飛雄……俺が怒って抱いたあの日、 自分が精液を呑まれた時のこと思い出してこんなことしたんだろーな。 あの時は本当イライラしてたから気づかなかったけど、今思えば俺が精液を呑んだ後の飛雄、 なんか真っ赤な顔して嬉しそうだった気がする…… 飛雄にしてはハードル高すぎだけど、それでも俺のことが好きだから呑んだなんて言われたら やっぱり嬉しいかも…… あー本当……飛雄が相手なら俺、受けでも良いや。 今すぐ飛雄がほしい 「ねぇ飛雄、お前はあれだけで満足しちゃったの? 及川さんまだお前が足りないよ…… フェラも良いけどさ、そろそろ抱いてよ……」 そう言って真っ直ぐ見つめると、飛雄はそれでなくても赤かった顔を更に真っ赤にして俺を見つめ返してくる。 そして、大きく頷いた…… 「分かりました! でもあの、ちょっと準備するんで待って下さいね」 準備? 俺の後ろを柔らかくするってことかな? いつもそれは俺がしてたことだけど、好きな人に弄られるって思うとなんか恥ずかしいな…… 飛雄はいっつもこんな恥ずかしいこと俺にされてたんだな。 ドキドキしながら待っていたが、いつまでたっても飛雄は俺に触れてこない。 不思議に思って寝かせていた顔を上げるとそこには、 飛雄が自ら下着を脱いで、アナルに指を突っ込んでいた。 「は? え? と、トビオちゃん、何してんの?」 「ん、はぁ……な、何って…及川さんの、入れ、やすいよう、に、慣ら、してるん、です! う、あぁ……ん、んっ!」 途切れ途切れにそう言って、自分のアナルを弄る飛雄がメチャクチャエロすぎて、俺はますますコーフンしてきた。 俺のを入れやすいようにしてどうすんの? お前が俺に入れるんじゃないの? 「ま、待っててくだ、さい……もう少しだ、から…」 「……うん」 なんかそれを一生懸命している飛雄がものすごくエロ可愛くて、俺はそれを訂正するのを忘れてただただ見つめていた。 もしかしたら飛雄……いつも俺に入れられてるから、自分が入れるって発想を思い付かないのかも。 暫くして飛雄は後ろをほぐしていた指をジュポッと卑猥な音を立てながら抜いて、俺の上に跨がってきた。 「だいぶ柔らかくなってきたと思います。 じゃあ、その、入れますね……」 艶かしい声を出す飛雄を見ていた俺のぺニスは、また強度を増して勃ち上がってしまっていた。 飛雄は俺の勃起したぺニスを掴んで、ほぐしたばかりのアナルに当てた。 「ん、は…及川さんの熱、い……うぅっ!」 そしてゆっくり腰を下ろして、俺の欲望を飛雄の中に受け入れていった。 「ん、あぁ、んああぁぁっ!!」

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